障害年金受給事例集

ADHD(注意欠如・多動性障害)で障害基礎年金2級を取得し、次回更新まで約234万円を受給されたケース

相談者

男性(20代/就労移行支援事業所通所中)

【傷病名】 ADHD(注意欠如・多動性障害)

【決定した年金種類と等級】 障害基礎年金2級

【支給月から更新月までの支給総額】 約234万円

状 況(ストーリー)

出生児に異常を指摘されることはありませんでしたが、幼稚園に入ってから、他の園児と関わる様子を見て違和感がありました。
先生から指示されることに反応できず、周囲の様子を見てからワンテンポ送れて行動している様に思えました。
おもちゃを買っても、本来の遊び方では物足りないのか「壊して」遊んでいました。その為、祖父母が毎回新しいおもちゃを買っていました。

小学生になると「時間割」を理解することができず、毎日全教科を持って行こうとしていました。
給食を食べるのが遅く、掃除の時間がや下校時間になるまでひとりで食べ続け、先生が注意をしても「まだ給食を食べているから」と自分の時間を最優先し、何をするにも周囲に合わせて行動をとることが難しい状態でした。
懇談の時に「学習能力が追いついていない」と言われ、夏休みは特別補修に通っていました。
小学3年生の時、自宅で宿題をしていると、クラスメイトが「一緒に遊ぼう」と誘いに来てくれました。「今、宿題やってるから少し待ってね」とクラスメイトを数時間待たせたこともありました。

中学校になると「こだわりが強い」と先生から何度も指摘を受けるようになりました。異性に興味を持つようになり、直接的な性犯罪を犯したワケではありませんが、クラスメイトと揉めて警察沙汰になることもありました。

中学生の時のトラブルを踏まえ、支援学級を使える高校に入学することにしました。
成長し体格もある為、頻繁に対人関係でのトラブル(喧嘩)が起きたことで、何度も学校で話し合いが行われました。
そこで精神科で診察を受けたところADHD(注意欠如・多動性障害)と診断されました。

落ち着きが無いワケではなく、他のことにすぐ興味が湧いてしまうため、じっとできない状態になっていると説明を受けていました。

請求までのサポート

お世話になっている就労移行支援事業所様より「障害年金の申請を考えている方がいる」とご連絡をいただきました。
詳細確認が必要だったため、請求者ご本人よりお電話いただくようお願いしました。

数日後、ご両親よりお電話いただきお電話にて簡易ヒアリングを行ったところ、障害年金の受給要件を十分に満たしていることがわかりました。

後日、無料面談にお越しいただき詳細確認後、弊所でできるサービス内容をご案内し、ご納得いただいたうえでご契約となりました。

ご両親は「障害者手帳があるから障害年金は受け取れる」とお考えでした。しかし障害年金の受給要件は障害者手帳と少し違います。障害者手帳の等級が3級でも、障害年金は3級を受給できないケースがあります。更に初診日時点で加入していた年金で、請求方法も変わる為、今回の場合は「20歳前障害」ということで、障害年金の等級では3級は存在しません。

その為、認定基準は2級以上のものが必要となります。
そこでまず確認したのが、通院状況です。
ただ、毎月主治医に顔を出すだけの通院の場合「何に困ってるか?」等、障がいの影響による日常生活の困りごとをきちんと伝えきれていない場合があります。

面談時に主治医との関係性等もチェックし「問題なし」と判断し、必要書類の作成にうつりました。
今回は初診日と現在の病院が同じで、障害認定日請求(20歳前障害)となるので、必要書類は診断書のみとなりました。

その他は戸籍書類の入手などになり、整った時点で年金事務所に提出いたしました。

結果

認定日請求(20歳前障害)による障害基礎年金2級へ決定されました。次の更新まで総額約234万円を受給しました。

 

 

 

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