障害年金受給事例集

自閉症スペクトラム障害で障害基礎年金2級を取得し、次回更新まで約234万円を受給されたケース

相談者

男性(40代/当該疾病により失職)

【傷病名】 自閉症スペクトラム障害

【決定した年金種類と等級】 障害基礎年金2級

【支給月から更新月までの支給総額】 約234万円

状 況(ストーリー)

幼稚園の時に「協調性がない」「拘りが強い」などを言われたことがあります。
家では静かでしたが、場所がかわると性格が変わったかのように、わがままになる子供でした。トイレミスが多く、幼稚園では着替えを用意していたと思います。

小学校では友人と呼べる人は少なく、クラスメイトと会話した記憶がほとんどありません。簡単な挨拶程度はしてましたが、必要以上に話をして盛り上がることは一切ありませんでした。そんな様子を見ていた先生から「誰かにいじめられてる?」と確認されるほどでした。学力面に関しては、算数と国語で偏りがあったと思います。

小学校高学年でグループ学習が始まりましたが、何も喋らないので、先生からは「きちんと参加しなさい」と注意を受けていました。自分では頑張って発言しているつもりでしたが、印象に残らなかったと言われました。

中学、高校と何か変化があれば良かったんですが、相変わらず対人関係は苦手でした。高校生の時、アルバイトを始めましたが「仕事が遅い」という理由で、ほとんどシフトに入れてもらえませんでした。高校卒業後は就職せずに、専門学校に入学しました。

専門学校卒業後、関東に引っ越し就職するも、何度も遅刻を繰り返してしまいました。時間を読めない理由ではありませんが、始業時間を守れない状態でした。上司だけでなく同僚との関係性も悪くなり退職し「自分の働きやすい環境」を作るために独立しました。

前職でかわいがってもらっていた業者さんとは個人的な取引を継続してもらえていましたが、仕事の期限をまもれない事も多く、ほとんどの業者さんと契約が解除されました。

どうすることもできず、インターネットで色々調べていると、発達障害や精神疾患について書いている記事をみつけ「もしかすると」と思い精神科を受診し、今でも治療を続けています。

多くはのぞみませんが、障害年金を受給することはできるのでしょうか?

請求までのサポート

「障害年金の受給ができますか?」とご質問をいただきました。障害年金は集めた書類や認定基準をもとに日本年金機構で審査が行われます。
審査結果で受給が決まるため、弊所の方でハッキリと「受給ができます!」とお答えすることは出来ませんでした。

電話ヒアリングの時点で受給要件(基本的な要件)は満たしていることがわかりましたので、一度無料面談にお越しいただき、情報整理を行いました。
通院歴は2箇所で、日常生活状況もひとり暮らしではあるものの、近所にご家族が住んでおり、食事等は用意してもらっている状態でした。

今回のご依頼者様の場合、障害基礎年金での請求ですので、仕事に支障や制限のみだけではなく、日常生活への支障や援助が必要な場合など、周囲の助けがどの程度あるかが、認定基準に含まれてきます。

申請までのお手伝いとしましては、まずは初診日の証明書(受診状況等証明書)の作成を1件目のクリニック様で作成いただきました。
その後、現在通院しているクリニック様で直近の診察内容を記載していただいた診断書の作成をお願いしました。

完成した診断書には、面談時にお聞きしていなかった内容が記載されており、きちんと家族の援助が必要といったニュアンスの診断内容がありました。

再度、書類内容の見直しを行い、戸籍書類の入手後に年金事務所に裁定請求書類を提出しました。

結果

事後重症請求による障害基礎年金2級へ決定されました。次の更新まで総額約234万円を受給しました。

 

 

 

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