障害年金受給事例集

軽度知的障害で障害基礎年金2級を取得し、次回更新まで約159万円を受給されたケース

相談者

女性(20代/就労中(障害者雇用))

【傷病名】 軽度知的障害

【決定した年金種類と等級】 障害基礎年金2級

【支給月から更新月までの支給総額】 約159万円

状 況(ストーリー)

小学校に入ってから「少し他の生徒さんとの差が出ているかな?」と感じる程度でした。
しかし、学年が上がるごとに勉強についていけない状況が顕著に現れました。

中学生になると会話にタイムラグが生じるようになり、話が噛み合わなこともあり、クラスメイトの数名から嫌がらせを受けることもありました。
普段は明るい女子生徒ですが「どうして、自分が他の子と比べ、出来ないことが多いのか…」ひとりで悩んでいる姿を目にするようになりました。

それでも前向きな気持ちと持ち前の元気で、高校生になりある程度大人の会話ができるまで成長してくれました。
高校卒業時の進路相談で将来の夢に向かうこと決め、専門学校に入学し職人の道へ進むことにしました。

周囲の影響もありアルバイトを開始しましたが、段取りを把握できないことから、1週間程度で退職。その後もアルバイトが長続きすることはありませんでした。
専門学校から就職を目指しましたが、うまくいかず1年間就職活動に集中しました。そして希望する職種で、就職が決まり社会人1年生として新しい生活が始まりました。

しばらくは「若い新入社員」として可愛がってもらっていましたが、半年が過ぎる頃には「同じことを何度も言わせるな」「こんな簡単なことがどうして理解できない」等、先輩社員や上司から叱責される日が続きました。次第に気分が落ち込むようになり退職。

「もしかすると一般的な就職は難しいかも知れない」と考え、専門機関を頼り社会復帰を目指すことにしました。

専門機関より「福祉サービスの利用」とすすめられ、就労移行支援事業所に通うことにしました。
社会参加や社会復帰に向けた訓練を継続し、障害者雇用での就労が決まり、働くことになりました。

気分の落ち込み等が心配なので、精神科には月に1度、定期通院を行っています。
就労している状態でも、障害年金の受給は可能でしょうか?

請求までのサポート

就労移行支援事業所より「就労の決まっている方が障害年金の申請を考えているので相談にのって欲しい」と要望がありました。
状態状況の確認が必要となったので、面談にて情報整理を行うことにしました。

傷病名が「軽度知的障害」ということで、初診日の証明書(受診状況等証明書)は必要ないと判断できました。
更に深く話を聞くと、転院もおこなわず、数年同じ精神科に通院していることがわかりました。

障害者雇用で就労(フルタイム)しながら、障害年金を受給することで、これからの生活基盤を安定させたいとのことでしたので、すぐに障害年金の申請準備に入りました。
タイミングも良く、定期通院に合わせて、主治医に診断書作成依頼を出すことができたので、申請準備から2ヶ月で裁定請求書類の提出となりました。

結果

事後重症請求による障害基礎年金2級へ決定されました。次の更新まで総額約159万円を受給しました。

 

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