障害年金受給事例集

広汎性発達障害で障害厚生年金3級を取得し、次回更新まで約116万円を受給されたケース

相談者

女性(30代/当該疾病により失職)

【傷病名】 広汎性発達障害

【決定した年金種類と等級】 障害厚生年金3級

【支給月から更新月までの支給総額】 約116万円

状 況(ストーリー)

小さい時に受けた定期検診では何も指摘されることはありませんでした。ただ「少し活発な子供」と言われる事が多かった気がします。
幼稚園に入ってからは「話を聞きなさい」と注意されていた事を覚えています。
自発的に話しかける方ではありませんでしたが、相手から話しかけられると、相手の会話を聞くことなく自分の話ばかりしていました。
おそらく、こうした部分を先生から指摘されていたのだと思います。

小学校に入り新しい環境になっても、毎日の行動は変わりませんでした。授業に集中できず、常にそわそわしていました。
学力面でも国語と算数で差が開いていました。ふざけているワケではありませんでした。
簡単な挨拶はできるんですが、少し難しい話になると途中で内容を理解できなくなります。
クラスメイトから「なんでなん?」と聞かれる事が多くなり、初めて「自分は何か違うのかな?」と違和感を覚えました。学年が上がるにつれ、勉強についていくことが出来なくなり、毎日補修授業を受けていました。1つ説明されると1つ忘れてしまう状態で、先生から何度も怒られていました。結局、成績は上がらず卒業し中学校に入ることになりました。

中学校ではコミュニケーションを取れないことから、いじめの対象になりました。
毎日が不安でいっぱいでしたが、途中で違う学校に通うようになり、精神的には安定してきました。

高校進学を目指し塾に通い始めました。2ヶ月~3ヶ月通ったあたりで、同じクラスの塾生から嫌がらせを受けるようになりました。
昼間、学校でも嫌がらせを受けていたことがフラッシュバックしたり、過呼吸になったりと、少しずつ変な症状があらわれるようになりました。

高校生では心機一転し、何不自由の無い生活を送ることができていました。
勉強が得意だったワケではありませんが、そのまま頑張れるところまで行こう!と思い大学に進学。
将来は国際的な仕事をしてみたいと思い頑張っていました。
しかし、スケジュール管理を自分で行わなければならないことから、何をどうすれば良いの?とパニックになりました。

明らかにタイム感が違い、遅れをとっているという自覚がありました。学校が終わってからも別の場所で自習をしていましたが、全くついていけなくなり、提出物も期限を守れなくなりました。アルバイトでミスを頻繁に起こしてしまい退職。

その後、何とか就職しましたが会社での人間関係がうまくいかず、精神科で診察を受けるようになり、現在にいたります。

請求までのサポート

「自分が障害年金の対象になるのか確認したいので…」とお問い合わせいただきました。ある程度の要件をご自身で確認されておられた為、無料面談にて詳細確認しました。

通院歴に関しては2箇所でした。初診日から現在に至るまで、少し時間が経っていましたが、障害認定日請求の可能性を探る為に初診のクリニックと認定日時点のクリニックのお話を聞かせてもらいました。しかし、障害認定日時点では通院していないことがわかり、事後重症請求での申請を進めることになりました。

初診日時点のクリニックへ受診状況等証明書(初診日の証明書)の作成依頼を行いました。
約2週間程度で完成し、出来上がった書類をもとに現在通院されているクリニックへ診断書(現症)作成の依頼を行いました。

同時進行で必要書類を入手していただき、申請準備が整ったので障害年金の裁定請求書類一式を年金事務所へ提出しました。

結果

事後重症請求による障害厚生年金3級へ決定されました。次の更新まで総額約116万円を受給しました。

 

 

 

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