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DC(確定拠出年金)のおすすめ商品と配分は?初心者が失敗しない選び方

2025.08.30 社労士コラム

確定拠出年金、どの商品を選べばいい?

「会社のDC制度に加入したけど、何を選べばいいか分からない…」

「投資って難しそうで、結局元本保証にしてしまった」

「老後資金のためにきちんと運用したいけど、失敗は避けたい」

このような声は、大阪・東京・福岡・名古屋などの大企業・中堅企業で働く従業員から多く聞かれます。確定拠出年金(DC)は、将来の年金を「自分で運用して準備する」制度であり、運用成果がそのまま将来受け取る年金額に影響します。

本記事では、DC(企業型確定拠出年金)のおすすめ商品とその選び方、年代別の運用配分例を紹介しながら、「投資初心者でも失敗しにくい運用の考え方」をやさしく解説します。

確定拠出年金(DC)の基本と選び方

DC制度では、従業員自身が複数の投資信託や保険商品の中から運用商品を選び、配分を決定します。商品には大きく分けて以下の種類があります:

  • 元本確保型(定期預金、保険など)
  • 投資信託型(国内株式、外国株式、債券、バランス型など)

選び方のポイント:

  • 運用期間が長い若年層ほど株式系を中心にリスクを取る
  • 運用が苦手なら「バランス型」や「ターゲットイヤー型」がおすすめ
  • 信託報酬(運用コスト)が低い商品を選ぶ

年代別のおすすめ配分例

20〜30代:積極型(長期・高リスク許容)

  • 外国株式インデックス:50%
  • 国内株式インデックス:30%
  • 外国債券インデックス:10%
  • 国内債券インデックス:10%

目的:長期で積み立てて複利効果を狙う。

40〜50代:バランス型(中リスク・分散重視)

  • バランスファンド:50%
  • 外国株式:20%
  • 国内債券:20%
  • 定期預金:10%

目的:資産の増加と安定を両立。

50代後半〜60代:安定型(元本維持重視)

  • 定期預金・保険:60%
  • 国内債券:20%
  • 外国債券:10%
  • 外国株式:10%

目的:資産を守ることを優先。取り崩し時期に備える。

よくある質問と注意点

Q. 元本保証の商品だけ選んでおけば安心?

A. 安心感はありますが、インフレによる実質的な価値の目減りや、資産の増加が期待できない点に注意が必要です。若年層はある程度のリスクを取るのが基本です。

Q. おすすめファンド名は?

A. 多くのDCプランにある「たわらノーロード」「eMAXIS Slim」シリーズなどの低コストインデックスファンドがおすすめです。

Q. 途中で配分は変えられる?

A. はい。ほとんどのDC制度では、途中で商品や配分の変更が可能です。年1回は見直すことが推奨されます。

Q. どの商品が良いか分からないときは?

A. 「ターゲットイヤー型ファンド(例:2035年型)」など、年齢や退職時期に応じて自動でリスク調整してくれる商品を選ぶのも有効です。

まとめ:DCは「運用で差がつく」時代、今から学んで準備を

企業型確定拠出年金(DC)は、会社が掛金を負担してくれる貴重な制度ですが、その成果は従業員の「商品選び」に大きく左右されます。

大阪・東京・福岡・名古屋など大都市圏では、老後の生活設計を見据えて、DC制度の活用に積極的な企業も増えています。将来の年金格差を避けるためにも、若いうちから「増やす年金」の意識を持ちましょう。

制度の理解や商品選びに迷ったら、社内の制度担当者や、社会保険労務士などの専門家に相談するのがおすすめです。

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