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弥生の給与ソフト、何が違う?「弥生 給与」と「やよいの給与計算」の違いを徹底解説
企業の人事・経理担当者にとって、給与計算ソフトの選定は業務効率を左右する重要なポイントです。特に人気が高いのが、弥生株式会社が提供する「弥生 給与」と「やよいの給与計算」です。しかし、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか?
今回は、「弥生 給与」と「やよいの給与計算」の機能や特徴を比較し、導入時のポイントや選び方を分かりやすく解説します。
弥生 給与とやよいの給与計算の違いとは?
「弥生 給与」と「やよいの給与計算」は、いずれも弥生株式会社が開発・提供する給与計算ソフトですが、対象となるユーザーや提供形態に違いがあります。
**「弥生 給与」**は、法人向けに開発されたデスクトップ型のパッケージソフトで、従業員数が多い中小企業にも対応できる本格的な機能を備えています。賞与計算、年末調整、各種帳票の出力など、幅広い給与業務に対応しており、専門性の高い人事部門でも安心して使用できます。
一方、**「やよいの給与計算」**は、小規模法人や個人事業主向けに設計されたクラウド対応型のソフトです。必要最低限の機能に絞り、操作がシンプルな点が特長です。オンライン上で管理できるため、テレワークや複数拠点での利用にも向いています。
どちらを選ぶべき?導入時の判断ポイント
ソフトを選ぶ際には、まず自社の規模と業務の複雑さを確認しましょう。
たとえば、**従業員が10名未満で給与体系もシンプルな場合は「やよいの給与計算」**が最適です。初めて給与ソフトを導入する企業でも使いやすく、コストパフォーマンスにも優れています。
一方、**従業員が20名以上で支給形態が複雑な場合や、年末調整などの詳細な対応が必要な場合は「弥生 給与」**を選ぶと安心です。インストール型なので、社内ネットワークでの利用やオフライン作業にも強みがあります。
また、サポート体制にも差があります。どちらのソフトにもサポートプランがありますが、「弥生 給与」は法人向けであるため、より手厚い電話サポートや業務相談が可能です。
具体例で見る違いと選び方
例えば、社員数8名のベンチャー企業A社は、初めて給与ソフトを導入する際に「やよいの給与計算」を選びました。導入の決め手は、クラウド型でインストール不要、シンプルな操作画面で、社内のITリテラシーが高くなくても使いこなせる点でした。
一方、社員数50名の製造業B社は「弥生 給与」を導入。部署ごとに異なる支給体系があり、細かい給与設定や年末調整の煩雑さに対応できることが決め手でした。さらに、複数の人事担当者が社内ネットワークで同時に作業できる環境も評価されています。
まとめ
「弥生 給与」と「やよいの給与計算」は、いずれも優れた給与計算ソフトですが、目的や業務の規模によって最適な選択肢は異なります。
クラウド型でシンプルな操作性を重視するなら「やよいの給与計算」、本格的な機能と安定したサポート体制を求めるなら「弥生 給与」が適しています。
自社の業務環境や人員体制に合わせて、最適な給与ソフトを選ぶことが、業務効率化と正確な給与管理への第一歩です。
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