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会社の保険証を紛失したら?正しい対処法と再発行の手順を解説
2025.05.01
社労士コラム
健康保険証は、医療機関での受診や薬の処方を受ける際に必要不可欠な身分証です。
そのため、「会社の保険証を紛失してしまった…」という場面に直面すると、多くの人が慌ててしまいます。
本記事では、会社の保険証を紛失した際の正しい対処法や、再発行の流れ、注意点までをわかりやすく解説します。
会社の保険証を紛失したときにまずやるべきこと
会社の保険証を紛失したことに気づいたら、まずは速やかに会社の担当部署(人事・総務)へ連絡しましょう。
保険証は個人情報が記載された重要な書類です。紛失の報告が遅れると、不正利用や情報漏えいにつながる恐れがあります。
また、次のような対応も同時に検討しましょう。
- 紛失場所の確認・問い合わせ:心当たりのある場所(病院、薬局、公共交通機関など)に問い合わせを。
- 警察への遺失物届け:保険証は公的な書類のため、警察に届け出ておくと安心です。受理番号は再発行時に役立つこともあります。
保険証の再発行手続きと注意点
会社を通じて保険証の再発行を申請する流れは、次の通りです。
- 会社へ紛失報告を行う
メールや書面で正式に連絡し、必要に応じて「紛失届」を提出します。 - 会社が保険組合や協会けんぽへ再発行申請
申請は企業が窓口となるため、個人で直接申請することは通常できません。 - 1〜2週間程度で新しい保険証が発行
発行までの期間は加入している保険団体によって異なります。 - 再発行された保険証の受け取りと旧保険証の扱い
万が一後で旧保険証が見つかった場合は、必ず破棄または会社に返却してください。不正利用とみなされる恐れがあります。
具体例:再発行までの仮対応はどうする?
保険証が手元にない間に医療機関を受診する必要がある場合、次のような対応が可能です。
- 医療機関で「保険証なし」で一時的に受診
一時的に10割負担で支払い、後日保険証を提示して差額の返金を受けられるケースがあります。 - 会社から「資格証明書」の発行を依頼
これを使えば保険証の代わりに保険診療を受けられる場合もあります。
医療費が高額になりそうなときは、事前に医療機関へ事情を伝えることも大切です。
まとめ
「会社の保険証 紛失」は誰にでも起こりうるトラブルですが、慌てず冷静に対処すれば大きな問題にはなりません。
まずは会社へ連絡し、警察への届け出、再発行手続きと順を追って対応することが重要です。
また、保険証の再発行中でも、医療機関では柔軟に対応してもらえる場合が多いため、早めに相談することで安心して受診できます。
保険証は日常的に使うものだからこそ、取り扱いには十分注意し、紛失を防ぐ習慣づくりも心がけましょう。
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