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在留カード更新にかかる時間は?申請タイミングと手続きの流れを解説
「在留カードの更新ってどれくらい前からできる?」「審査に時間がかかると働けないのでは?」「必要書類は何がいるの?」——外国人雇用をしている企業にとって、在留カードの更新時期と所要時間の把握は重要な実務です。
在留カード更新にまつわる3つの不安
①「更新のタイミングを逃して就労できなくなったらどうしよう…」
②「審査に時間がかかって、結果待ちの間に不法就労扱いにならないか不安」
③「書類の不備で再提出になり、予定がズレた」
これらはすべて「更新の流れ」と「審査にかかる時間」を知らないことから来る不安です。この記事では、在留カード更新の申請時期・所要時間・必要書類・企業が取るべき対応について詳しく解説します。
在留カード更新の流れと所要時間
在留カードの更新(=在留資格の更新)は、原則として「在留期限の3ヶ月前」から申請が可能です。
更新手続きの標準的な流れ:
- 在留期限の確認(更新可能時期:期限の3ヶ月前〜期限当日)
- 必要書類を準備(収入証明、雇用証明書など)
- 出入国在留管理局へ提出
- 審査期間:約2週間〜1ヶ月半
- 許可が下りれば、新しい在留カードを受け取り
審査期間中は「みなし在留資格」として合法的に在留・就労が継続できますが、企業としては「期限ぎりぎり」の申請は避け、最低でも1ヶ月前には提出するのが安全です。
大阪や東京などの都市部では入管が混雑しており、繁忙期(3〜4月、9〜10月)には審査期間が延びる傾向にあります。名古屋や福岡でも同様の混雑が見られるため、早期申請が重要です。
在留カード更新をスムーズにする8つの実践ポイント
- 更新スケジュールを管理表で共有
理由:人事・総務・本人間での連携ミスを防ぐ。方法:社内カレンダーで期限アラートを設定。 - 必要書類のリストを事前に準備
理由:収集に時間がかかる書類がある。例:源泉徴収票、雇用契約書など。方法:2ヶ月前から着手。 - 更新申請を入管に持参する
理由:郵送より受付が早く、ミスをその場で修正できる。方法:事前予約のうえ訪問。 - 在留カードコピーを提出前に控え保管
理由:万一の再提出・本人確認のため。方法:PDF+紙で社内保存。 - みなし在留の理解を深める
理由:更新中でも合法に働けることを周知。方法:上司・現場にも説明。 - 社労士や登録支援機関へ相談
理由:要件変更や例外対応に強い。方法:定期的な契約で最新情報の入手。 - 更新完了後も在留カードの確認を行う
理由:変更された期限・資格が正しいか要確認。方法:人事が受け取り後チェック。 - やってはいけない:申請遅れによる不法就労
理由:期限を過ぎると重大な法令違反に。対策:3ヶ月前にリマインダーを設定。
在留カード更新に関するQ&A
Q. 在留カードの更新はいつからできますか?
A. 在留期限の3ヶ月前から可能です。期限ギリギリの申請は避けましょう。
Q. 更新中は働いても大丈夫?
A. はい。「みなし在留期間」として、在留資格と同じ条件で就労可能です。
Q. 審査期間はどのくらい?
A. 平均2週間〜1ヶ月半ですが、繁忙期はさらに長引く可能性があります。
Q. 不許可になった場合の対応は?
A. 原因によりますが、再申請や異議申立てが可能な場合もあります。専門家へ即相談を。
まとめ:在留カードの更新は「早めの準備」が成功のカギ
在留カード更新は外国人社員が安心して働くための重要なステップです。更新にかかる時間を理解し、必要書類の整備と申請時期の管理をしっかり行うことで、企業・本人双方にとってストレスのない手続きが可能になります。
大阪、東京、名古屋、福岡といった都市圏では、登録支援機関や社労士事務所との連携が主流となっており、プロのサポートを受けることが安心・確実な方法です。更新は義務ではなく、信頼構築のチャンスと捉えましょう。
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