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【確定拠出年金、どれを選べば正解?】初心者でも迷わない商品選びと配分のコツ

2025.07.05 スタッフブログ

「確定拠出年金って、どの商品を選べばいいの?」「元本保証にするべき?それとも株式投資?」「放置してるけど大丈夫かな…?」

大阪・東京・名古屋・福岡など大都市圏の企業でも導入が進む確定拠出年金(DC)。しかし実際には、多くの従業員が商品選びで迷っている、もしくは初期設定のまま放置しているのが現状です。

DC制度は自分で運用商品を選ぶことが基本です。その選択によって将来の年金受取額が大きく変わるにも関わらず、「なんとなく定期預金にしてる…」という方が少なくありません。

この記事では、確定拠出年金の運用商品を選ぶ際の考え方、リスクとリターンのバランス、初心者におすすめの配分パターン、さらには「やってはいけないNG選択」まで、実務に役立つポイントを解説します。

そもそも確定拠出年金の商品ってどんな種類がある?

■ 主な運用商品

  • 定期預金:元本保証、利息は非常に低い
  • 国内債券:リスク小、リターン小〜中
  • 外国債券:為替変動あり、リターン中
  • 国内株式:値動き大きい、長期的にリターン高
  • 外国株式:リスク高いが、リターンも高い
  • バランス型ファンド:複数資産をミックスした商品
  • ターゲットイヤー型:年齢に応じて自動調整してくれる商品

■ 商品選びが重要な理由

定期預金100%のまま10年放置した場合と、株式を含めて適切に運用した場合では、資産が2倍以上違ってくることもあります。

どれを選ぶべきか?タイプ別おすすめ商品

■ 【20代〜30代】積極運用型

おすすめ商品:外国株式型、国内株式型、バランス型

  • 運用期間が長いため、多少の値下がりもリカバリー可能
  • 外国株式型は長期成長が期待できる
  • 資産がまだ少ない分、積極的に資産を育てる方針が◎

■ 【40代〜50代】バランス重視型

おすすめ商品:外国債券、バランス型ファンド

  • 老後が視野に入る時期なので安定性も重視
  • 全体のうち株式を30〜40%、債券・預金を60〜70%に
  • バランスファンドをメインにし、リスク分散を意識

■ 【55歳以降】安定志向型

おすすめ商品:定期預金、国内債券

  • 元本割れのリスクをできる限り避ける
  • 資産を守る運用に切り替える
  • ただし、全額を定期預金にするとインフレリスクもあるので注意

「やってはいけない」NGな選び方

  1. 1. 初期設定のまま放置(例:定期預金100%)
    ⇒ 利息は年0.002%程度。10年経っても増えない。
  2. 2. 商品名だけで判断
    ⇒「安定運用型」と書いてあるのに株式が多め、など実際の中身を見る必要あり。
  3. 3. 一つの商品に全額投資
    ⇒リスク分散にならない。最低でも2~3商品に配分するのが基本。
  4. 4. 資産の見直しを一切しない
    ⇒年1回の「リバランス」で現在の状況に合った配分に調整することが重要。

Q&A:確定拠出年金の商品選びの疑問に答えます

Q. 途中で商品を変更できますか?

A. はい。配分変更(拠出先変更)や、スイッチング(すでに買った商品の入れ替え)はいつでも可能です。

Q. iDeCoと企業型DCでは選べる商品が違いますか?

A. 運営機関により商品ラインナップが異なりますが、基本的な種類(株式・債券・預金など)は似ています。

Q. 元本保証型だけで運用しても問題ない?

A. 問題はありませんが、長期的に見て利回りは非常に低く、老後資金が不足する可能性も。リスクを分散して一部は成長型商品に充てるのが理想的です。

Q. おすすめ商品は会社によって違いますか?

A. はい。導入している金融機関によってラインナップが異なります。自社のパンフレットや管理サイトで必ず確認しましょう。

まとめ:正しい選択で“老後資金”に大差がつく!

確定拠出年金は、「何を選ぶか」で将来の資産に数百万円単位の差が出る超重要な選択です。

大阪・東京・名古屋・福岡など、企業型DCを導入している企業では、従業員向けの運用教育や見直しのサポートがますます重要になっています。

社労士や金融機関、DXツールをうまく活用し、自分のライフプランに合った“納得のいく商品選び”を今すぐ始めましょう!

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