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【プロが教える】確定拠出年金のおすすめ配分割合とは?初心者向け実例解説
「確定拠出年金(DC)の配分割合、どう決めればいい?」「商品が多すぎて選べない」「元本割れは怖いけど、利回りも欲しい…」
このような悩みは、大阪・東京・名古屋・福岡などの都市部で働く総務・人事担当者から従業員まで、確定拠出年金制度を利用する人の“あるある”の声です。
企業型DC制度を導入していても、「商品選びや割合の配分がわからず、放置したまま」という方も多く見られます。しかし、どの商品にどのくらい配分するかで、将来受け取れる金額は数百万円単位で差がつきます。
この記事では、確定拠出年金の配分割合の基本から、年齢別・目的別のおすすめパターン、リスクとリターンのバランスの考え方まで、わかりやすく解説します。
確定拠出年金の「配分割合」とは?
■ 配分割合の意味
配分割合とは、毎月拠出される掛金を、どの運用商品にどの比率で振り分けるかを決めることです。
たとえば月額2万円の掛金に対して:
- 外国株式型:50%
- 国内債券型:30%
- 定期預金:20%
というふうに指定すると、それぞれ毎月1万円・6千円・4千円ずつ投資される仕組みです。
■ なぜ配分割合が重要か?
- 将来の資産残高に大きな差が出る
- リスク(元本割れ)の度合いが変わる
- インフレ対策や老後資金準備に影響
基本の考え方:リスクとリターンのバランス
配分割合は「リスク(価格の変動)」と「リターン(利益の期待)」をどうバランスさせるかによって決まります。
資産タイプ | リスク | リターン |
---|---|---|
外国株式 | 高 | 高 |
国内株式 | 中〜高 | 中〜高 |
外国債券 | 中 | 中 |
国内債券 | 低 | 低 |
定期預金 | ほぼなし | 非常に低 |
若年層ほどリスクを取ってOK、退職間近は安定重視が基本です。
年齢別|おすすめ配分割合パターン
■ 20~30代:積極型
- 外国株式:50%
- 国内株式:30%
- 外国債券:10%
- 国内債券・定期預金:10%
理由:運用期間が長いため、リスクを取ってもリターンが期待できる。
■ 40~50代:バランス型
- 外国株式:30%
- 国内株式:20%
- 外国債券:20%
- 国内債券:20%
- 定期預金:10%
理由:少しずつ安定性も加味しつつ、まだリターンを狙いたい時期。
■ 55歳以降:安定型
- 外国債券:25%
- 国内債券:30%
- 定期預金:30%
- 外国株式・国内株式:15%
理由:大きな損失を避けつつ、利息収入で資産を守る。
配分に迷う人へ:3つの対応策
-
1. ライフサイクルファンドを活用
年齢に応じて自動的にリスクを調整する商品。例:2030年退職目標ファンドなど。 -
2. デフォルト商品のままにしない
初期設定は定期預金100%などの低リターン型が多い。見直し必須。 -
3. 定期的なリバランスを
年1回程度、配分割合を見直して再調整。資産の偏りを防ぎます。
Q&A:確定拠出年金の配分割合に関するよくある疑問
Q. 元本保証だけにしても大丈夫?
A. 安全ではありますが、長期運用ではインフレに負けて資産が目減りするリスクも。若年層は一部でもリスク資産を持つのが推奨されます。
Q. 商品数が多すぎて選べません…
A. まずは「バランス型ファンド」や「ターゲットイヤーファンド」など、複数資産を1本で運用できる商品から選ぶのがおすすめです。
Q. 途中で商品変更はできる?
A. はい、配分割合の変更やスイッチング(商品の入れ替え)はいつでも可能です(回数制限ありの場合あり)。
Q. 利回りが悪くても放置していい?
A. 定期的な見直しが重要です。長期間の放置は「老後資産の損失」にもつながります。
まとめ:確定拠出年金は「配分割合」で成果が決まる
確定拠出年金は、「何をどれだけ買うか」によって将来の資産形成に大きな差が出ます。
特に、企業型DCを導入している大阪・東京・福岡・名古屋の中小企業では、従業員の資産形成支援として初期設定の見直し・教育機会の提供が重要です。
今後は、制度のDX化や、顧問社労士・金融機関・外部講師などとの連携を通じて、働く人の将来を支える仕組みづくりがますます求められます。
「何となく」で放置せず、今こそ“自分に合った配分”を見直してみましょう。
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