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人材開発支援助成金の申請書類と申請方法について解説!

2024.04.27 社労士コラム

人材開発支援助成金は、人材を育成しようとする中小企業を手助けしてくれます。

しかし、その適切な申請方法やメリットを知らないと、多くの方はこの機会を逃してしまうかもしれません。
今回は、人材開発支援助成金の申請書類や申請方法、人材開発支援助成金を利用するメリットについて解説します。

□人材開発支援助成金を申請しよう!申請書類と方法を解説!

人材開発支援助成金を利用するためには、いくつかのステップを踏む必要があります。

1:人材開発のための訓練計画の作成

企業内で人材育成を推進する「職業能力開発推進者」を選任し、彼らが中心となって事業内職業能力開発計画を策定し、それを社員に周知させることが必要です。

2:労務局へ申請書の提出

訓練を開始する1ヶ月前までに、訓練に関する書類一式を事業所の所在地を管轄する労働局に提出する必要があります。
提出書類は、訓練実施計画届や年間職業能力開発計画、訓練別対象者一覧などです。
これらの書類は、厚生労働省のホームページからダウンロード可能です。

また、企業全体の雇用状況や訓練対象者の職務内容が確認できる書類も必要となり、訓練の実施場所によってはさらに追加の書類が求められることもあります。

3:労務局へ支給申請書の提出

訓練終了後は、2ヶ月以内に支給申請書と共に、訓練にかかった経費や賃金の支払いを証明する書類を提出します。
これには、支給要件確認申立書や支払い方法・受取人住所届などが含まれます。

助成金の申請書類一式は、こちらも厚生労働省のホームページから入手可能です。
提出した書類が審査を通過すると、事業所に支給決定通知書が送られ、助成金が振り込まれます。

□人材開発支援助成金を利用するメリット

*経費削減

人材開発支援助成金で経済的サポートを受けることで、訓練や講習に必要なコストを軽減し、人材育成をより手軽に実施できます。
訓練や講習の受講者が増えることで、企業は金銭的な負担を感じずに人材育成の質と量を向上させられるでしょう。

*スキルアップとキャリア形成

従業員は自己成長の可能性を実感し、新たな技術や知識を習得することで自信を持つようになるのではないでしょうか。

*チームワークの強化

人材開発支援助成金の活用は、企業文化の向上にもつながります。
従業員が学び、成長する文化が根付くことで、イノベーションの促進やチームワークの強化が期待できるのです。
このような環境は、従業員が長期間にわたって働きたいと感じる職場を作り出し、結果として人材の定着率向上にも繋がります。

□まとめ

人材開発支援助成金は、中小企業にとって有益な制度です。
申請から受給までの正しい理解と、そのメリットを最大限に活用することで、人材育成の負担を減らし、企業の成長を遂げられます。
この機会を生かし、効率的な人材開発を目指しましょう。

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どうぞ、お気軽にご相談ください。

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