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社内ルールブックの効果的な作り方とは?総務・経営者が知るべき実践ステップ・周知・運用術
「ルールブックを作りたいけど、どこから着手すべき?」「現場で形骸化するのでは…」「押し付け型になって社員の納得感を損なったことがある」——従業員100人規模の企業、総務担当者や経営者の方が直面しがちな悩みです。
全国対応のHR BrEdge(エイチアールブレッジ)社会保険労務士法人が、社内ルールブックの作り方・社風醸成・現場への浸透まで、実務経験も交えわかりやすく解説します。
##ルールブックの基本と誤解されやすいポイントをやさしく解説
1. 社内ルールブックの定義と役割
ルールブックは、組織内での行動基準やコミュニケーションルール、業務フロー、価値観・理念の共有までを「文書化したもの」です。必ずしも法律で義務はありませんが、組織運営の“仕組み化”と統一感のある職場づくりには不可欠なツールです。
参考:社内ルールとは?作り方、テンプレート(例)、徹底方法を完全解説|仕組み経営
2. 就業規則との違い
就業規則は「法律で定められた労働条件(労働基準法89条)」、ルールブックは「会社独自の価値観・運営ルール」や暗黙知も言語化。ルールブックは会社らしさや文化を反映し、現場の困りごと・業務効率化にも直結します。
3. 形骸化しやすい・現場に浸透しない…よくある理由
- 経営層だけが決め、現場の声やノウハウが反映されていない
- 一部メンバーだけに伝わり、全社周知が不十分
- 「自社らしさ」や理念と一致しない内容で、納得感や行動変容に結びつかない
総務担当者の視点:ルールブックの諸項目が現在の業務に合っているか、人事異動・制度変更時にも「常に最新版」で運用されているかを点検しましょう。業務マニュアル、就業規則、給与計算のDXとの連携や条文化もポイントです。
経営者の視点:理念やカルチャーに即したユニークな項目設計が「自分ごと」となる鍵。助成金活用やDXで業務効率化にも繋げましょう。
##社内ルールブックの作り方と現場に定着させる実践ステップ
1. ルールブック策定の3ステップ
- 現状把握:「何が現場の課題か」を全社アンケートやヒアリングで抽出
チームにより重視するポイントやトラブル事例も集めることで、項目が現実味を持ちます。 - 企業理念・社会的ルールを土台に「自社らしい項目」をピックアップ
項目例:情報管理/ハラスメント対応/時間管理/社内報連絡/備品利用、など。
「テンプレート丸写し」ではなく自社らしさを入れることで、社員が納得・共感して行動できます。 - 運用方法・周知の仕組みづくり
Googleフォームや社内チャット・社内Wikiで誰でも閲覧・意見出しができる状態へ。定期見直し(半年〜1年ごと)、社員参加型で改善も組み込む。
2. 社内ルールブック策定・運用で失敗しがちな例と改善ポイント
- 「雛形コピペ」→自社の業態や社風と乖離し動かない(現場アンケ未実施)
- 経営層だけで決定→現場反発、守られなくなる(現場責任者巻き込み必須)
- 紙のみ・メールのみ→DX(クラウド・チャット等)活用で更新・全社周知がスムーズに
3. 「現場が使える」ルールブックにするコツ(DX・アウトソース活用も)
- DX化により紙・Excel・PDFからGoogleフォームやクラウドに、バージョン管理を徹底。最新だけが自動反映され、現場も検索しやすい。
- ケース別Q&Aやよくあるトラブル例など、現場がググれる「辞書化」も有効。
- 給与計算・助成金・就業規則の最前線知見を顧問社労士やアウトソース活用で反映。
【総務ができるアクション】
・現場ヒアリングやアンケートで項目候補を募集。
・DXツールでルールブック・業務マニュアル等を一元管理+アクセス解析。
・何か運用トラブルや分からない点があれば、すぐ専門家(顧問)と連携しアップデート。
【経営者向けアドバイス】
・ルールブック内容に経営戦略・価値観も盛り込む。
・社内外のDX・業務効率システム導入を「カルチャー醸成」「定着」支援に活用。
##社内ルールブック作成でよくある疑問Q&A
Q1:ルールブックと就業規則、どちらを優先すべき?
【総務担当者】就業規則は労働法に基づく義務で、ルールブックは現場運用・自主的行動を定着させる補助ツール。両立・補完させる形がベストです。
【経営者】経営理念や会社方針の実現には「自社オリジナル」のルールブック(社内文化浸透)が不可欠です。
Q2:テンプレートやアウトソースの使い方は?
【総務担当者】雛形から必ず社内ヒアリングでカスタマイズ。アウトソース先・顧問等とも相談し、他社事例・最新法令も取り入れましょう。
【経営者】組織が成長したとき「再整理」が必要。アウトソース・顧問活用は効率化・最新化・トラブル対応時の保険にもなります。
Q3:DX化すれば運用は本当に楽になる?
【総務担当者】データベース化・自動通知・アクセス解析で運用工数が減り、属人化を防げます。
【経営者】変化対応(法改正・業態変化)への強靭性=DX化。「変える覚悟」が組織力になります。
##まとめ
社内ルールブックの成功は「現場の納得感」「企業文化の反映」×「DX・アウトソース活用による効率化」。全国対応のHR BrEdge(エイチアールブレッジ)社会保険労務士法人は“現場が動く”ルールブック作成・運用をオンラインでサポート。まずは無料相談・資料請求で「自社らしいルールブック」構築に踏み出しましょう。
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