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休職中の社会保険料はどうなる?給与がゼロでも未納リスクや手続きミスを防ぐ実践ポイント
「休職中も社会保険料の支払いは必要なの?」「給料がゼロ(無給)でも保険料が引き落とされて困る」「総務として、従業員にどう案内すべき?」——従業員100人規模の企業の総務・経営者から、社会保険料をめぐる悩みや疑問のご相談が多く寄せられています。うっかり手続きを怠ると、保険資格喪失・未納・将来の年金トラブル等、大きなリスクにつながりかねません。
平時はあまり意識しませんが、「休職中」の社会保険料は、就業規則やDX勤怠管理、アウトソース(社労士顧問など)との連携も含めた体制整備まで、意外にハードルが高い分野です。
そこで本記事では、全国対応のHR BrEdge(エイチアールブレッジ)社会保険労務士法人が、「休職中の社会保険料の取扱い・正しい手続き・現場での失敗例と効率化のコツ」まで、やさしくすべて解説します。【オンライン相談歓迎】
休職中の社会保険料とは?仕組みと誤解しやすいポイントを総点検
要点:休職中=給与ゼロでも社会保険は“原則継続”
会社員が健康保険・厚生年金に加入するルール(社会保険)は、「雇用契約が続いている間=休職や傷病欠勤中も原則、被保険者資格あり」となります。そのため給料がゼロ(無給)でも、社会保険料は会社・本人ともに“支払い義務”が生じます。
なぜ休職中も支払う必要がある?
・健康保険証・各種給付(傷病手当金等)の資格は「保険料を納めていること」が条件
・会社都合・本人都合問わず、一時的に働けなくても「退職」扱いでなければ資格継続
→保険料だけ“免除”はできません(ごく一部例外あり)
“給与天引き”ができない場合はどうする?
休職中の無給期間は「保険料天引き」が不可能。そこで、
- 「事前一括徴収」(休職前の賞与や有給残でまとめて天引き)
- 「休職中の本人から現金振込や口座引落で後日徴収」
- 「復職後、まとめて天引き(分割も可)」
上記から会社の就業規則や運用により選択。どの方法か事前明示・同意取得がトラブル防止のポイントです。
従業員100人規模で起こりがちな誤解・ミス
- 「社会保険資格喪失=退職時のみ」と誤解し、数か月分の保険料未納が発生
- 本人への説明不十分で「後から大きな額が請求」され、納得されない・滞納トラブル
- 就業規則や社内案内が曖昧で、拠点や担当者ごとに運用バラバラ
- DXやクラウド給与システム・手続きアウトソースの設定ミスで、誤って資格喪失を申請
【総務担当者の視点】
・休職中の保険料の徴収方法は“就業規則”“社内案内資料”に明示しておくことが必須
・DX(クラウド勤怠・通知連携)+給与計算アウトソース活用で、徴収・説明ミス予防
・「社会保険料シミュレーター」等の活用で、休職パターンごとの金額見積もりを事前案内
【経営者の視点】
・保険料未納・資格喪失など管理ミス→従業員の将来不安・イメージ悪化の重大リスク
・業務効率化やアウトソース導入で、ミスゼロ&公平な運用体制整備が必須
・助成金(両立支援等)申請時にも「社会保険手続きミス」は審査NGに直結するケースが増加
現場で役立つ!休職中 社会保険料の徴収・案内・効率化の実践ステップ
1. 規程・マニュアルを整備
・「休職中の社会保険料の取り扱い」を就業規則・社内規程・FAQで明記
・社内ポータルやGoogleフォーム等で、各種休職ケースの手続き案内を自動化(DX推進)
2. 本人への事前周知・同意取得
・休職申請時に「保険料の取り扱い」「徴収方法」「納付スケジュール」を明記した書類で本人説明
・電子同意やチャット相談で疑問即時解決の体制を
3. 徴収パターン別 実務フロー例
(A)賞与・最終給与から一括徴収:休職前の残給与や賞与を使い、当面の期間の保険料を一括控除
(B)本人から振込・口座振替:会社所定の口座宛に月額保険料を本人から入金依頼、未納時は速やかに督促。
(C)復職後まとめて天引き:「復職時に複数月分を一括・分割天引きする」旨文書化。所得税等への影響にも注意。
注意:どの方式でも「未納」は通算保険期間に影響、その後の保険給付や年金請求に支障が出ます。
4. DX・アウトソース活用での効率化術
・勤怠クラウド×給与システムの自動アラートで休職中の保険料徴収漏れ予防。
・アウトソース時はコミュニケーションチャット・Googleフォームで本人説明→進捗状況も共有
・顧問社労士による定期監査・マニュアル点検・取扱相談会も有効
5. よくある失敗&成功エピソード
- 説明不足のまま復職後にまとめて高額天引き→従業員からトラブル・不信感噴出
- HR BrEdge流「本人納付+電子通知」DX化で、問合せ・ミス激減の実績あり
- 助成金申請時に保険料未納が審査落ちの決定打に→専門家チェック→無事受給につながった例も
よくあるQ&A:「休職中の社会保険料」疑問解決
Q. 社会保険料を払えない場合はどうなる?
A. 未納状態が続くと保険証失効や、将来の年金・健康保険給付にも影響します。事前相談・分割納付・身元保証人の同意等を検討し、絶対に放置NGです。
Q. 出産・育児休業中も同じ扱い?
A. 産前産後休業・育児休業等は「社会保険料が免除」となる特例あり(届出必須)。一般の傷病休職・私傷病での休職は免除対象外です。混同しないよう要注意!
Q. 該当期間の保険料は復職後でも全て一括徴収可能?
A. 就業規則や本人同意が前提ですが、復職後に分割や一括で天引きは可能です。ただし高額になる場合、従業員の生活に支障が出ないよう配慮・説明を怠らないこと。
まとめ|休職中の社会保険料は“説明・管理・効率化”で未納・ミス・トラブル回避を
休職中も原則、社会保険料の支払いは必須。未納・説明ミスは従業員の将来不安や保険給付、年金トラブルの要因となります。規則や規程整備、DXによる自動通知・管理、顧問社労士やアウトソースのチェック体制が、トラブル“ゼロ”への近道です。
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