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ワーキングホリデーで日本で働くには?ビザ制度・仕事探し・注意点を徹底解説

2025.08.20 スタッフブログ

「ワーキングホリデーで日本に来たけど、仕事ってどうやって探すの?」「ビザの制限で働ける職種に限りがあるの?」「ワーホリから就労ビザへの切り替えって可能?」

こうした疑問は、実際に日本での生活を始めたワーキングホリデー利用者の多くが抱えるものです。特に大阪、東京、福岡、名古屋などの都市部では、ワーホリ中の外国人がアルバイトを通じて文化交流や生活費の補填を目指しています。

本記事では、ワーキングホリデービザの概要から、働ける職種、求人の探し方、在留資格変更の可能性、注意点まで、外国人の立場から日本で働くために必要な知識をまとめて解説します。

ワーキングホリデービザの概要と就労の仕組み

ワーキングホリデービザとは?

ワーキングホリデー制度は、日本と特定国(現在26カ国)との間で締結されている協定に基づき、18歳〜30歳の若者が「観光」と「就労」を組み合わせて最大1年間日本に滞在できる制度です。

どんな仕事ができるのか?

基本的に就労制限はありませんが、風俗営業に関連する業務(パチンコ店、キャバクラ、性風俗など)は禁止されています。また、「就労目的ではない」とされるため、1社で長期間正社員として働くような形は推奨されません。

人気のある職種

  • 飲食店(ホール、キッチン)
  • リゾートバイト(ホテル、旅館)
  • 清掃・軽作業
  • コンビニスタッフ
  • 語学を生かした通訳や観光案内(日本語力が必要)

働くための条件

労働条件や給与水準は日本人アルバイトと同様に労働基準法の適用を受けます。雇用契約書の締結は義務ではありませんが、トラブル防止のためにはしっかりと書面で確認することが推奨されます。

日本での仕事探し:効果的な8つのアクション

  1. 求人サイトを活用する
    「GaijinPot」「Jobs in Japan」「YOLO JAPAN」など外国人向け求人サイトを活用し、言語レベル別、ビザ対応求人を絞って検索できます。これらはワーホリ中の就労にも対応した仕事が多く掲載されています。
  2. リゾートバイトに挑戦する
    寮付き、食事付きの求人が多く、生活費を抑えつつ観光地で働けるのが魅力。北海道から沖縄まで全国に案件があり、ワーキングホリデー参加者に人気です。
  3. 知人やSNSを通じた紹介
    外国人向けのFacebookグループやLINEオープンチャットなどで求人情報が共有されています。実際に働いた人の体験談も聞けるため安心感があります。
  4. 日本語学校や留学エージェントを活用する
    提携企業の求人紹介や、履歴書の書き方・面接練習をサポートしてくれる機関もあります。
  5. 日本語スキルを高める
    業務上でのトラブル防止や高時給の職種に就くためには、JLPT N3以上の取得が目安になります。
  6. 履歴書と面接対策を準備する
    日本式の履歴書は手書きで丁寧に。写真貼付や志望動機欄の記載が重視されます。面接では、時間厳守と礼儀が重要です。
  7. 労働条件は必ず確認する
    最低賃金(地域により異なる)、勤務時間、休憩時間、交通費支給の有無などは必ず確認を。必要であれば契約書を翻訳してもらいましょう。
  8. 税金・社会保険の知識を持つ
    1年以上の雇用であれば社会保険の加入義務があります。ワーホリ中でも年間収入に応じて住民税が発生することがあります。

ワーキングホリデーから就労ビザへの切り替えはできる?

可能ですが、注意点があります。

対象国は限定

オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、ドイツ、韓国の5カ国出身者は、ワーホリ滞在中に日本国内で在留資格変更(就労ビザ申請)が可能です。他の国籍の場合は、一度帰国してから改めて申請する必要があります。

必要な条件

  • 専門性のある業務(通訳、マーケティング、ITなど)
  • 雇用先企業が安定していること
  • 学歴や実務経験が職務内容と一致していること
  • 日本人と同等以上の給与が保証されていること

よくある失敗例

「ワーホリ期間中に就労ビザを希望したが、職務内容がビザに適していない」「雇用契約があいまいだったため入管に不許可となった」など、基準を満たしていないと不許可になります。事前に登録支援機関や社労士に相談するのが安心です。

よくある質問とその回答

Q. ワーホリ中にフルタイムで働けますか?
A. はい、できます。ただし「長期就労」を目的としないため、1社に依存するような働き方は避ける方が望ましいです。

Q. 就労ビザ申請中でも働き続けられますか?
A. 申請中の在留資格によります。変更申請中のワーホリビザが有効であれば働けますが、期間終了後は就労不可となります。

Q. 日本語が話せなくても仕事はありますか?
A. あります。リゾートバイトや軽作業など、日本語初級レベルでもOKな求人は一定数あります。ただし待遇面では制限されることも。

Q. ワーホリから特定技能ビザに切り替えることはできますか?
A. 業種や条件次第では可能です。特定技能の対象職種(介護、外食など)で試験合格+雇用契約があれば、切り替えも検討できます。

まとめ

ワーキングホリデーは、日本での仕事体験と生活を両立できる貴重な制度です。制限の範囲内で働くことで、語学力や職務経験、人脈の形成に繋がります。

働く前には、契約内容の確認、労働条件の理解、文化的マナーの把握が必要です。そして、ワーホリ終了後も日本で働きたい場合には、ビザ切り替えのタイミングと要件の確認を忘れずに。

大阪、東京、福岡、名古屋など全国に対応する社労士や登録支援機関に相談することで、より確実かつ安心な手続きを進めることができます。

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