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【企業型確定拠出年金のおすすめ商品とは?】初心者でも失敗しない選び方と運用のコツ
「企業型確定拠出年金に加入したけど、どの商品を選べばいいの?」「元本保証型にすべき?それとも投資信託?」「制度はあるのに、ほとんどの社員が“放置状態”…」
大阪・東京・名古屋・福岡など全国で企業型DC(確定拠出年金)を導入する企業が増える一方で、加入者が商品選択に悩んで運用を放置しているケースが少なくありません。
企業側が制度導入だけで終わってしまい、投資教育が不十分だったり、従業員が元本保証型ばかりを選んで資産が増えないといった課題も多く見られます。
本記事では、企業型確定拠出年金における商品の種類と選び方、代表的なおすすめ商品、運用のポイント、注意点を、300社以上の顧問実績を持つ社労士の視点で解説します。
企業型DCで選べる商品の基本
■ 主な商品分類
- 元本確保型
- 定期預金型(1年・3年など)
- 保険商品型(終身保険・年金保険)
- リスクはないがリターンも非常に低い(年利0.002%~)
- 投資信託型(元本変動型)
- 国内株式・外国株式・債券・バランス型など
- 市場の値動きに応じてリターンが変動
- インフレ対策や長期資産形成に向いている
■ 初期設定の重要性
商品選択をしないと、自動的に元本保証型へ割り当てられることが多く、これが「放置」状態の原因になります。
目的別|おすすめ商品と配分の考え方
■ 安全性重視派におすすめ
- 三菱UFJ銀行 定期預金(1年型)
- 日本生命 個人年金保険型
- ⇒ 資産を減らしたくない人向け。将来額の予測が立てやすい。
- ※ただし物価上昇には弱く、利回りはほぼゼロ
■ 積極的な資産形成を目指す人におすすめ
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
→ 米国主要企業に広く分散投資。過去10年で高い実績 - ひふみ年金
→ 日本の中小型株を中心としたアクティブ運用 - eMAXIS バランス(8資産均等型)
→ 株・債券・REITなどを自動分散。初心者向け
■ 初心者向けの無難な配分例
リスクと安定性を両立したい方には、以下のような配分がおすすめです:
資産カテゴリ | 商品例 | 配分比率 |
---|---|---|
国内株式 | eMAXIS 国内株インデックス | 25% |
外国株式 | eMAXIS Slim S&P500 | 25% |
国内債券 | 日本債券ファンド | 20% |
外国債券 | 先進国債券ファンド | 20% |
定期預金 | 三菱UFJ 1年定期 | 10% |
⇒ 年1回のリバランス(配分見直し)も重要
企業と従業員、双方がやるべきこと
■ 企業側の役割
- 運用商品のラインナップを精査
- 初期教育や定期研修の実施
- →「DC導入したけど誰も使ってない」を防ぐ
- 給与計算システムとの連携や、就業規則の整備も並行して行う
■ 従業員側のポイント
- 商品選択を“自分ごと”として捉える
- 年1回は配分を見直す
- 金融リテラシー向上に努める
- →「なんとなく定期預金」は将来後悔する可能性大
Q&A:よくある疑問に回答
Q. 元本確保型だけでもいいですか?
A. 可能ですが、20年以上の長期運用を考えるなら、インフレリスクに弱く資産が増えにくいため、分散投資をおすすめします。
Q. 投資信託は元本割れするから怖い…
A. たしかに短期では変動リスクがありますが、長期で見れば安定成長する傾向があります。積立+分散+時間がリスク分散のカギです。
Q. どの商品を選んだか、会社にバレますか?
A. 原則、運用商品は個人情報扱いで、会社は把握できません。安心して選べます。
Q. 退職したらどうなる?
A. iDeCoへの資産移換が基本です。手続きが遅れると「運用停止・手数料発生」のリスクがあるため注意。
まとめ:企業型DCの商品選びは“放置”しないことが最大の運用法
企業型確定拠出年金は、導入するだけでなく正しく“使う”ことが重要です。商品選びを放置して定期預金のままでは、将来の資産形成に差がつきます。
大阪・東京・福岡・名古屋などの中小企業では、顧問社労士と連携し、導入・設計・教育・給与計算のDXまでトータルサポートを進める動きが広がっています。
自分に合った商品を理解し、分散+長期の視点で「老後の安心」を今から準備しましょう。
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