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【迷ったらコレ】おすすめの確定拠出年金(DC)商品と選び方完全ガイド
「確定拠出年金(DC)を始めたけど、何を選べばいいのかわからない…」「周りに聞いても答えがバラバラで不安」「おすすめの運用方法を知っておきたい」
こうした悩みは、東京・大阪・名古屋・福岡などの都市部に本社を構える企業の社員や、導入をサポートする総務・人事担当者からよく聞かれます。DCは、会社が掛金を出す「企業型」と、自分で掛金を出す「iDeCo(個人型)」の2種類があり、どちらも加入者自身が運用商品を選ぶ必要があります。
ところが実際には、多くの人が「よくわからないまま初期設定のまま放置」しているのが実態。そのままだと、せっかくの資産形成のチャンスを逃してしまいます。
この記事では、DC制度を活用するためのおすすめ商品カテゴリと選び方のポイントを、顧問社労士の視点から解説。給与計算や手続き、就業規則、DX・アウトソース活用のヒントも交えながら、実践的にお届けします。
確定拠出年金(DC)の基礎と商品選びのポイント
DCの運用は「自己責任」だからこそ戦略が重要
DCは企業が制度設計を行いますが、実際の運用は従業員一人ひとりが自ら商品を選んで行います。
- 企業型DC:企業が掛金を出すが、運用先は加入者が選ぶ
- iDeCo:自分で掛金を拠出し、全額所得控除になる
よくある誤解と放置のリスク
- 「元本確保型が安全で一番いい」→利回りはほぼゼロ。インフレで実質マイナスの可能性も
- 「何を選べばいいかわからない」→年齢やリスク許容度に応じて、商品タイプを絞ることができる
たとえば、福岡のある製造業の社員100人以上の企業では、8割以上の加入者が「定期預金型」のまま10年以上放置。結果として、資産が増えていないことが問題になりました。
おすすめ商品カテゴリと代表例
タイプ | おすすめ対象 | 商品例 | 特徴 |
---|---|---|---|
インデックス型(株式) | 20〜40代、長期運用ができる人 | eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) | 世界中に分散投資、低コスト |
バランス型 | 初心者、分散投資したい人 | eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) | 株式・債券・REITなどを自動で分散 |
元本確保型 | 50代後半、退職間近 | 三井住友信託DC定期預金 | 元本保証だが、利回りはほぼゼロ |
商品選びで実践すべき8つのアクション
-
1. 自分のリスク許容度を診断する
証券会社や運営管理機関の診断ツールを使い、自分の投資タイプ(攻め型・守り型)を知ることが第一歩です。 -
2. 信託報酬を比較する
同じカテゴリでも手数料が違うと、20〜30年後に数十万円の差が生まれます。eMAXIS Slimシリーズは低コストで人気。 -
3. まずは「バランス型」から始める
初めての投資で迷うなら、8資産均等などのバランス型が安心。放置リスクを抑えつつ運用ができる。 -
4. 配分を定期的にリバランスする
株式が伸びると比率が偏るため、半年〜1年に一度は見直しを。DXツールで自動通知も可能。 -
5. 商品変更(スイッチング)を活用する
運用中でも何度でも商品変更は可能。30代→40代→50代でリスク低減型にシフトするのが理想。 -
6. DXツールやアプリで可視化する
SBIベネフィットシステムなどで、スマホから運用状況を簡単確認。資産推移がグラフで見えると習慣化しやすい。 -
7. 社内教育・研修で理解を深める
就業規則や給与説明会で、DC制度とおすすめ商品選びについて説明することで、社員の利用率が向上。 -
8. 顧問社労士やFPに相談する
給与計算や助成金との関連、就業規則への反映も含めてプロに相談を。手続きや制度運用も代行可能。
Q&A:DC商品の選び方に関するよくある質問
Q. おすすめ商品って1つに決められない?
A. そうです。年齢・収入・家族構成・運用期間によって「おすすめ」は変わります。自分に合った商品を選ぶのが最適解です。
Q. リスクがある商品を選んで損をしたらどうなる?
A. DCは自己責任の制度ですが、長期・分散投資を行えば、プラスに働く可能性が高いことが統計的に示されています。
Q. 元本確保型でずっと運用しても問題ない?
A. 問題はありませんが、利回りが非常に低く、インフレに負けて「実質的な目減り」が起きる可能性が高いです。
Q. 商品を選び直したいけど、手数料はかかる?
A. 通常のスイッチング(商品変更)は無料でできる場合がほとんどです。運営管理機関のサイトで確認しましょう。
まとめ:DCの「おすすめ商品」は“自分仕様”が正解
確定拠出年金は、企業に導入されていても活用できていない人が多い制度です。しかし、正しく商品を選び、定期的に見直すだけで、将来の資産に大きな差が生まれます。
大阪・東京・福岡・名古屋などの中小企業でも、今やDCの制度導入は当たり前。今後は「使いこなせるかどうか」が企業と個人の明暗を分けます。
“おすすめ”は誰かの真似ではなく、あなたの未来にフィットする1本を選ぶこと。その選択が、将来の安心につながります。
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