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監理団体とは何か?外国人技能実習制度における役割と注意点を徹底解説
2025.07.18
スタッフブログ
監理団体とは何か?外国人技能実習制度における役割と注意点を徹底解説
導入文
外国人技能実習生を受け入れようと考えたとき、企業が最初に直面する疑問の一つが「監理団体って何?」ということです。
- 技能実習制度を使うには監理団体が必要って聞いたけど、どんな役割なの?
- 受け入れにあたって、監理団体と何をすればいいのか分からない
- どんな監理団体を選べば失敗しないのか、見分け方を知りたい
本記事では「監理団体とは何か?」をテーマに、制度の概要、役割、仕組み、そして受け入れ企業が知っておくべき注意点まで詳しく解説します。外国人技能実習制度の成功には、監理団体の存在が不可欠です。正しい理解を持って、信頼できる団体との連携を進めましょう。
監理団体とは?
監理団体とは、外国人技能実習制度において、受け入れ企業(実習実施者)と技能実習生の間に立ち、制度が適正に運用されるよう支援・監督する機関です。法務省・厚生労働省の許可を受けた非営利法人(主に事業協同組合や商工会議所など)が該当します。
主な役割
- 実習実施者のサポート:技能実習計画の作成支援、申請手続きの代行など
- 技能実習生の支援:入国前の日本語教育、生活指導、相談窓口の設置など
- 監査・報告:定期的な実習実施者への監査、労働条件や安全管理の確認
監理団体の種類
- 一般監理団体:厳格な監理体制が求められ、技能実習3号まで対応可能
- 特定監理団体:技能実習1号・2号に対応し、主に小規模な受け入れに対応
監理団体を通じた受け入れの流れ
- 受け入れ企業が監理団体に加入
- 技能実習生の募集・選考(多くは現地提携機関と連携)
- 技能実習計画の作成と申請(入国管理局への在留資格申請)
- 来日・受け入れ開始(生活支援・定期監査など)
監理団体選びの注意点
- 認可状況:法務省からの許可を得ているか
- 実績・サポート体制:受け入れ企業の満足度、相談体制、現地ネットワークの有無
- 費用の透明性:技能実習生の負担が適正か、企業側の費用が明確か
不正な監理団体と契約すると、企業側も行政指導や受け入れ停止のリスクを負うため、慎重な選定が求められます。
まとめ
監理団体とは、外国人技能実習制度を支える重要な中間機関であり、制度の適正運用と技能実習生の保護を担う存在です。受け入れ企業は、監理団体との協力関係を通じて、円滑な受け入れと適切な労務管理を実現できます。信頼できる団体を選び、制度の趣旨を理解しながら取り組むことが、外国人雇用の成功のカギです。
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