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確定拠出年金の運用商品、どう選ぶ?社労士が教える「失敗しない選び方」実践ガイド

2025.09.27 スタッフブログ

「確定拠出年金の商品選びに迷っている」「どの商品を選べばいいか不安」「老後資金を減らさないためには何を知っておくべき?」――従業員100名規模の会社で総務や経営を担う方から、iDeCoや企業型DCの運用商品に関する相談が増えています。
確定拠出年金は、選択する商品の違いで老後の受取額が何百万円も変わる大きな制度。しかし、投資経験がない方や忙しい担当者にとっては「商品ごとの特徴や選び方のコツ」が難解です。
本記事では全国対応のHR BrEdge(エイチアールブレッジ)社会保険労務士法人が、確定拠出年金(DC)の運用商品の基本から、リスクとリターン、具体的な商品の違い、社員説明会や実務サポートのヒントまで、やさしく実践的に解説します。

確定拠出年金とは?運用商品の種類と仕組みを総務・経営者目線で整理

■確定拠出年金(DC)とは
国の制度として導入されている「自分で運用方法を決めて将来受け取る年金(iDeCo・企業型DC)」のことを指します。特徴は、加入者自らが「どの商品に投資するか」を選び、運用実績によって最終的な受取額が変わるところにあります。
将来の老後資産形成に直結する大切な制度です。

■主な運用商品の種類

  • 元本確保型:定期預金、保険商品など(運用リスクは低いが増えにくい)
  • 投資信託型:国内株式型、外国株式型、国内債券型、外国債券型、バランス型など(リスクとリターンのバランスが多様)

運用商品は毎月の掛金をどう配分するかを指定し、原則60歳(もしくは企業型DCの場合規定の年齢)以降に受け取ります。

■よくある誤解や失敗例
・「元本確保型だけ選んでおけば安全」と思い込んで老後資金がほとんど増えなかった
・「人気の投資信託に全額投入→相場急変で残高が大きく減少」
・「おすすめがわからず、お任せ一択のバランス型だけにした」
・金融機関や商品ごとの信託報酬(運用コスト)を気にせず無駄な手数料を払い続けていた
確定拠出年金の最大のポイントは、「どの商品をいつ・どれだけ選ぶか」にあります。

【総務担当者視点】
・従業員から「どの商品を案内すべきか聞かれる」「リスク説明をどうすれば?」と相談される場面が多いです。
・社内に運用セミナーの仕組みや社労士のサポート体制があると安心です。

【経営者視点】
・確定拠出年金を福利厚生やリスクマネジメントの一環で導入する際、従業員が損をしないようレベル感に配慮した説明コンテンツが重要です。
・規約や運用商品のラインナップは制度設計で差がつきます。

失敗しない確定拠出年金の商品選び方~いますぐできる実践アクションと現場のヒント

■商品選定の基本ステップ

  1. 「元本確保型」と「投資信託型」の違いを把握する
    – 元本確保型:定期預金・保険商品
    – 投資信託型:国内・海外株式、債券、バランス型など
  2. リスク許容度を考える
    • 年齢・退職まで残り年数・年収・ほかの資産とバランスを図る
    • 若年層=リスクを取った投資信託の割合増も可/定年近づく→元本確保型割合アップ
  3. 運用コスト(信託報酬や手数料)を比較する
    • 同じような投資信託でも運用コストに差があります。
  4. 定期的な見直し(ポートフォリオ調整)を忘れない
    • 一度選んだまま放置せず、年1回など目標や市況に応じてバランスを調整

■現場の「よくある失敗例・成功例」

  • 【失敗例】投資信託(海外株式型)に全額投資→短期下落で動揺&途中スイッチング乱発
  • 【成功例】バランス型 or 複数の商品(国内債券・海外株式など)で分散投資→運用成績が安定・老後資産も計画通り成長
  • 【失敗例】信託報酬が高い商品ばかり選んでリターンを削っていた

■いますぐできるアクション・手順

  1. 運用商品のラインナップリストを取得・社内共有
  2. 比較シート(商品情報・過去成績・手数料)を表にして可視化
  3. 初期設定・商品選定が不安な社員には、HR BrEdgeなどの専門社労士や金融機関のサポート窓口を案内
  4. DX(オンライン説明会・チャットサポート・Googleフォーム活用等)で従業員の相談受付・アフターフォロー体制を構築

【総務担当者目線のコツ】
・運用商品比較表や「よくある質問Q&A」を社内イントラやチャットで共有
・定期的な勉強会や外部専門家説明会の開催

【経営者目線のヒント】
・制度設計と説明責任を果たすことで従業員満足度・エンゲージメントが高まります
・就業規則・運用規程の整備も忘れずに

Q&A|確定拠出年金の商品選びでよくある3つの疑問を解決

Q1. 確定拠出年金、初心者はどの商品を選ぶべき?
A. 商品ごとのリスク・リターンをよく比較し、まずは元本確保型とバランス型をベースに分散投資からスタートすると安心です。

Q2. 途中で商品を変更(スイッチング)できる?
A. はい。原則として自由にスイッチング可能。ただし頻繁に乗り換えるとコスト・タイミングリスクが増しますので、冷静な対応を心がけましょう。

Q3. 手数料(信託報酬)が低い商品を選べば損しない?
A. 信託報酬は低いほどコスト負担が減り有利ですが、あくまで中長期での運用成績・リスク分散が大切です。手数料だけでなく、過去の運用実績・組入れ資産も比較しましょう。

【総務担当者・経営者への共通アドバイス】
・規定や社内ルールに従い無理なく運用できる環境整備を心がけましょう。
・迷ったら社労士や金融機関の無料相談を積極活用してください。

まとめ|確定拠出年金は「選び方」で差が出る!最初の一歩は専門家相談から

確定拠出年金(DC)は運用商品選びで老後資産が大きく変わります。
元本保証型と投資信託型双方の特徴を踏まえ、リスク分散や定期見直しがポイントです。
人事・総務DXや社労士のアドバイスを活かした「納得の商品選び」、まずは資料請求や無料セミナーで情報収集から始めてみましょう。
HR BrEdge(エイチアールブレッジ)社会保険労務士法人は全国・オンラインでサポートしています。お気軽にご相談ください。

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