障害年金コラム

複数の障害がある場合の障害年金申請方法とは?

複数の病気や障害を抱えていると、障害年金申請の手続きが複雑に感じられるかもしれません。
一体、どのように申請すれば良いのでしょうか。
申請に必要な書類は何でしょうか。
今回は、複数の病気や障害を抱えている場合の障害年金申請について、分かりやすく解説します。

複数の障害と障害年金

障害年金の申請条件

障害年金を受け取るには、いくつかの条件を満たす必要があります。
まず、障害の状態が一定の基準を満たしていること、そして、その障害によって日常生活や仕事に支障が出ていることが必要です。
具体的には、障害の程度によって障害基礎年金と障害厚生年金のいずれかが対象となります。
障害基礎年金は、国民年金に加入していた人が対象で、障害厚生年金は、厚生年金保険に加入していた人が対象です。
複数の障害がある場合は、それぞれの障害の程度を総合的に判断して、等級が決定されます。

必要な書類と手続き

申請に必要な書類は、診断書、病歴・就労状況等申立書などです。
診断書には、医師が障害の状態を詳しく記載します。
病歴・就労状況等申立書には、病気の経過や、仕事にどのような影響が出ているかを詳しく記述します。
申請手続きは、お住まいの地域を担当する年金事務所で行います。
必要書類を揃えて、申請書を提出しましょう。

専門家への相談の重要性

障害年金の申請は、複雑な手続きと専門的な知識が必要なため、一人で抱え込まず、専門家への相談がおすすめです。
社会保険労務士などの専門家は、申請手続きをサポートし、適切な書類作成を支援してくれます。
特に複数の障害がある場合は、それぞれの障害の程度をどのように評価するかが重要となるため、専門家のアドバイスが役立ちます。

障害年金申請の手引き

併合認定の仕組み

複数の障害がある場合、それらをまとめて一つの障害として評価する「併合認定」という制度があります。
これは、個々の障害の程度だけでなく、それらが相互に及ぼす影響も考慮した、より正確な評価を行うための制度です。
併合認定には、加重認定、総合認定、差引認定など、いくつかの種類があります。

加重認定・総合認定・差引認定

加重認定は、既に障害年金を受給している人が、新たな障害を負った場合に適用されます。
総合認定は、複数の障害が複雑に絡み合っており、個別に評価することが困難な場合に適用されます。
差引認定は、以前からあった障害(前発障害)と、新しく生じた障害(後発障害)が同じ部位にある場合に適用され、前発障害の影響を差し引いて後発障害の程度を評価します。

申請における注意点

申請にあたっては、それぞれの障害について正確な診断書と、それらが日常生活や仕事に与える影響を具体的に説明した書類を準備することが重要です。
また、初診日や障害認定日などの重要な日付を正確に把握しておくことも必要です。
複数の障害がある場合、申請書類は複雑になるため、専門家のサポートを受けることを強くお勧めします。

まとめ

複数の障害がある場合の障害年金申請は、複雑な手続きと専門的な知識が必要ですが、適切な手続きと書類準備を行うことで、年金受給の可能性が高まります。
併合認定などの制度を活用し、それぞれの障害が日常生活や仕事に与える影響を明確に示すことが重要です。
専門家への相談を検討し、スムーズな申請を進めましょう。
早めの相談が、より良い結果につながる可能性があります。
諦めずに、まずは専門家に相談することをお勧めします。

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