障害年金 申請後「連絡なし」は普通?不安解消!審査期間の目安と進捗確認、プロが教える対処法
障害年金 申請後「連絡なし」は普通?不安解消!審査期間の目安と進捗確認、プロが教える対処法
【この記事の結論】
【結論】障害年金の申請後、連絡がない期間が「3〜4ヶ月」続くのは通常の審査プロセスであり、不支給のサインではありません。

具体的なポイント:
・標準的な審査期間は、障害基礎年金で約3ヶ月、障害厚生年金で約3ヶ月半です。
・3ヶ月を超えると日本年金機構から「審査遅延のお知らせ」が届く場合があります。
・審査状況は「審査状況確認専用ダイヤル(03-5155-1933)」で確認可能です。
・連絡がないのは、慎重に審査が進められている証拠でもあります。
※ただし、半年以上経過しても何の通知もない場合は、郵便事故や書類紛失の可能性もゼロではありません。不安な方は、専門ダイヤルへの照会や社会保険労務士への相談をおすすめします。
「障害年金の書類を提出してから3ヶ月経つのに、何の音沙汰もない…」「ポストを見るたびに、また何も届いていないと落ち込んでしまう…」「もしかして、不支給になるから連絡が遅いのでは?」
申請手続きを終えた後、結果を待つこの期間は、多くの申請者様にとって精神的に最も辛い時間の一つです。毎日不安を抱えながら過ごされている方も少なくありません。
障害年金の制度は複雑で、審査にはどうしても時間がかかります。実際、日本年金機構のサービススタンダード(標準処理期間)でも3ヶ月程度とされていますが、個別の事情や審査の混雑状況により、それ以上かかるケースも多々あります。
私たち大阪難波の社会保険労務士事務所では、年間数百件の申請をサポートしていますが、「連絡が来ない」というご相談は非常に多くいただきます。しかし、その多くは正常な審査プロセスの一環です。本記事では、プロの視点から審査期間の目安、進捗確認の具体的な方法、そして遅延の理由を詳しく解説します。
記事を読み進めることで、現在の「連絡なし」の状態が正常かどうかを判断でき、必要であれば適切なアクションを起こせるようになります。無用な不安を解消し、安心して結果を待つための手助けとなれば幸いです。
障害年金申請後の「連絡なし」は普通?審査プロセスの全貌と待機期間の真実
障害年金の標準的な審査期間
まず知っておいていただきたいのは、障害年金の審査には「標準処理期間」という目安が設けられているということです。日本年金機構が公表しているデータ(令和5年度サービススタンダード)によると、審査結果が出るまでの目安は以下の通りです。
- 障害基礎年金: 受付から約3ヶ月以内
- 障害厚生年金: 受付から約3ヶ月半以内
つまり、申請書を提出してから3ヶ月程度は、年金機構から何の連絡もないのが「普通」の状態です。この期間中は、年金事務所での受付処理、データの入力、東京の障害年金センターへの回送、そして認定医による医学的な審査が行われています。
最新の統計データと遅延の傾向
厚生労働省の「障害年金業務統計(令和5年度決定分)」などの資料を見ると、実際の処理期間にはばらつきがあることがわかります。特に、精神障害や複数の障害を併発しているケース、初診日の証明が複雑なケースなどでは、審査期間が長引く傾向にあります。
また、近年は障害年金の申請件数自体が増加傾向にあり、審査業務が混雑しているという背景もあります。そのため、半年(6ヶ月)近く待たされるケースも珍しくありません。実際に当事務所でサポートした案件でも、結果通知まで5〜6ヶ月かかった事例が複数存在します。
よくある誤解3つと正しい情報
❌ 誤解1: 「連絡が遅いのは不支給になるからだ」
✅ 正解: 審査期間の長さと合否に関連性はありません。
📌 補足: 支給・不支給にかかわらず、審査には一定の手順が必要です。むしろ、認定医が慎重に判断するために時間をかけている場合もあり、結果として受給決定に至るケースも多数あります。
❌ 誤解2: 「審査状況はネットですぐ確認できる」
✅ 正解: 「ねんきんネット」で詳細な進捗を確認することはできません。
📌 補足: 一部の決定情報は反映されることがありますが、審査中のステータス(例:現在〇〇%進行中など)をリアルタイムで見るシステムは一般公開されていません。
❌ 誤解3: 「3ヶ月経ったら自動的に結果が届く」
✅ 正解: 3ヶ月はあくまで目安であり、自動的に届くわけではありません。
📌 補足: 3ヶ月を超えて審査が続く場合、「審査遅延のお知らせ」というハガキが届くことが一般的ですが、これも必ず届くとは限りません。
具体的なケーススタディ
Bさん(50代・脳梗塞後遺症)のケース
Bさんは申請から4ヶ月経過しても連絡がなく、「書類に不備があったのでは」とパニックになり当事務所へ相談に来られました。確認したところ、初診日の病院からカルテを取り寄せる照会作業に時間がかかっていることが判明。その後、さらに1ヶ月待ちましたが、無事に障害厚生年金2級の決定通知が届きました。「連絡がない=審査が止まっている」わけではないことを示す典型例です。
意外と知られていない審査の裏話
実は、障害年金の審査は、提出した年金事務所ではなく、東京にある「障害年金センター」で一括して行われています(一部例外あり)。そのため、地元の年金事務所に問い合わせても、詳細な審査状況(認定医がどう判断しているかなど)は把握できない仕組みになっています。また、審査官(事務官)と認定医(医師)の連携にも時間を要するため、物理的な移動や書類のやり取りだけで数週間かかることもあるのです。
連絡が来ない時の進捗確認方法を徹底比較!自分でできること・専門家に頼むメリット・デメリット
【ポイント1】「審査状況確認専用ダイヤル」を活用する
なぜ重要か: 最も確実かつ迅速に、現在のステータスを確認できる公式の窓口です。通常の年金事務所の窓口よりも、審査状況の照会に特化しています。
具体的な方法:
・電話番号:03-5155-1933(日本年金機構 障害年金審査状況確認専用ダイヤル)
・受付時間:平日8:30〜17:15
・用意するもの:基礎年金番号がわかるもの(年金手帳や改定通知書など)
期待できる効果: 「審査中」「発送準備中」「決定済み」といった大まかな状況を即座に把握でき、漠然とした不安を解消できます。
【ポイント2】地元の年金事務所に問い合わせる
なぜ重要か: 提出書類の受付状況や、管轄の変更など、地域固有の事情を確認したい場合に有効です。
具体的な方法:
・申請書を提出した年金事務所のお客様相談室へ電話
・基礎年金番号と氏名を伝え、担当部署につないでもらう
注意点: 電話が非常につながりにくい時間帯があります。また、詳細な審査内容は東京のセンターにあるため、「審査中ですのでお待ちください」という回答に留まることが多いです。
【ポイント3】「審査遅延のお知らせ」の内容を確認する
なぜ重要か: 申請から3〜4ヶ月経過しても審査が完了しない場合に送られてくるこの通知には、遅れている理由のヒントが隠されていることがあります。
具体的な方法:
・ハガキの文面を確認。「障害の状態の確認に時間を要しているため」といった定型文が一般的ですが、この通知が来たということは、書類は確実に受理され、審査ラインに乗っている証明になります。
期待できる効果: 少なくとも書類紛失などのトラブルではないことが確認でき、精神的な安心材料になります。
【ポイント4】社会保険労務士経由で確認する
なぜ重要か: 社労士は専用のルートや経験に基づき、単なる進捗確認以上の情報を引き出したり、遅延理由を推測したりすることができます。
具体的な方法:
・申請代行を依頼している社労士に連絡し、進捗の確認を依頼する
・社労士は、審査機関からの照会(問い合わせ)が来ていないかなどをチェックします
メリット・デメリット比較:
| 比較項目 | 自分で確認する場合 | 社労士に依頼する場合 |
|---|---|---|
| 手軽さ | 電話一本で可能だが繋がりにくい | メールやLINEで依頼するだけ |
| 情報の深さ | 「審査中」等の事実のみ | 経験に基づく見通しや背景の説明 |
| 精神的負担 | 自分で役所と話すストレスあり | 全て任せられるので安心 |
| 費用 | 無料(通話料のみ) | 依頼費用に含まれる(未契約なら要相談) |
【ポイント5】「返戻(へんれい)」への対応準備
なぜ重要か: 審査が遅れている理由の一つに、書類の不備や確認事項があり、書類がいったん戻ってくる「返戻」の手続き中である可能性があります。
具体的な方法:
・年金機構から封書が届いていないか家族にも確認する
・返戻された場合は、指定された訂正や追加書類を速やかに準備して再提出する
注意点: 返戻への対応を放置すると、審査がストップしたままになるか、最悪の場合「却下」となる恐れがあります。
【ポイント6】医療機関への照会状況を確認
なぜ重要か: 年金機構から医師に対して、診断書の内容確認(照会)を行っている間は、審査が一時停止します。これが遅延の大きな原因です。
具体的な方法:
・主治医に「年金機構から問い合わせが来ていませんか?」と診察時に尋ねてみる(※関係性が良好な場合のみ推奨)
【ポイント7】住所変更時の手続き漏れチェック
なぜ重要か: 申請後に引っ越しをした場合、日本年金機構への住所変更届が遅れると、決定通知書や問い合わせの文書が届かない可能性があります。
具体的な方法:
・マイナンバーと基礎年金番号が紐づいていれば自動更新されますが、念のため「ねんきんネット」等で登録住所を確認する
【NG】焦って何度も電話をする・諦める
なぜNGか: 頻繁に電話をしても審査が早まることはありません。むしろ窓口業務の負担となり、逆効果になることも。また、「連絡がないからダメなんだ」と勝手に諦めて通院を中断するのは絶対にNGです。
正しい対応: 一度確認したら、あとは「果報は寝て待て」の精神で、治療を継続しながら静かに待つのが最善です。
※ここまでの手順で不安や疑問がある方、あるいは「返戻」の対応でお困りの方は、専門家への相談をおすすめします。当事務所では初回相談無料で対応しており、現在の状況整理からサポート可能です。
障害年金申請後の「連絡なし」に関するよくある質問と不支給を防ぐ対策
Q1. 年金事務所への電話で、審査に落ちたかどうか教えてもらえますか?
A. いいえ、電話で合否の結果を教えてもらうことはできません。
個人情報保護の観点およびトラブル防止のため、審査結果は必ず書面(年金証書または不支給決定通知書)の郵送によって通知されます。電話で回答されるのはあくまで「審査の進み具合(審査中、発送済みなど)」のみです。
もし「発送済み」と言われた場合は、数日以内に結果が届きますのでポストを確認しましょう。
Q2. 審査が遅いのは、診断書の内容が悪かったからでしょうか?
A. 必ずしもそうとは限りません。
審査が遅れる理由は多岐にわたります。例えば、初診日の証明に関する整合性確認、未納期間のチェック、あるいは単に審査官の担当案件が立て込んでいるだけのこともあります。
ただし、診断書の記載内容と申立書の内容に矛盾がある場合、医師への照会が発生し、審査期間が延びることは事実です。これが不安な場合は、次回申請時に社労士による書類チェックを受けることをお勧めします。
Q3. 「審査遅延のお知らせ」が届いたら、何か手続きが必要ですか?
A. 基本的に、ご自身で手続きをする必要はありません。
このハガキは「現在も審査を継続していますので、もうしばらくお待ちください」という連絡通知です。追加書類が必要な場合は、別途封書や電話で具体的な指示が来ます。
ハガキが届いたということは、忘れられているわけではないので、安心して待ちましょう。
Q4. 一度不支給になっても、再申請はできますか?
A. はい、可能です。
不支給決定通知が届いた場合、その処分を知った日の翌日から3ヶ月以内であれば「審査請求(不服申し立て)」を行うことができます。また、期間が過ぎてしまっても、事由を整えて一から「再請求」を行うことも可能です。
不支給の原因を分析し、追加の医証を揃えることで決定が覆るケースもありますので、諦めずに専門家へご相談ください。
Q. 精神疾患では障害年金は認定されにくいと聞きましたが本当ですか?
A. いいえ、それは誤解です。精神疾患でも適切な診断書と申立書があれば認定されます。
実際、令和5年度の障害年金業務統計を見ても、精神障害による受給者は増加傾向にあります。うつ病、双極性障害、統合失調症、発達障害など、目に見えない障害であっても、日常生活や就労への支障が客観的に認められれば受給可能です。
重要なのは、「辛い」という主観だけでなく、具体的なエピソード(入浴頻度、食事の支度、対人関係のトラブル等)を書類に落とし込むことです。社労士が関与することで、この「生活のしづらさ」を的確に表現でき、認定率を向上させることができます。
🔔 無料相談のご案内
障害年金の申請後、「連絡がなくて不安」「返戻の対応がわからない」とお困りの方は、まずはお気軽にご相談ください。
- ✅ 初回相談無料 – 現在の審査状況の見通しを無料で診断
- ✅ 全国・オンライン対応OK – ご自宅からスマホ一つで相談可能
- ✅ 成功報酬制で安心 – 万が一の不支給時の再請求もサポート
- ✅ 年間500件超の相談実績 – 複雑な審査事情に精通したプロが対応
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※受付時間: 平日10:00〜17:30(土日祝はお休みです)
まとめ
本記事では、障害年金申請後の「連絡なし」について、以下のポイントを解説しました:
- 申請後3〜4ヶ月間、連絡がないのは通常の審査プロセスであること
- 審査状況は「審査状況確認専用ダイヤル(03-5155-1933)」で確認できること
- 審査が遅れる主な理由は、書類の照会や申請増加による混雑であること
- 「連絡なし」=「不支給」ではなく、過度な心配は不要であること
障害年金の申請は、結果が出るまでの期間が長く、待っている間は孤独で不安なものです。しかし、正しい知識を持ち、確認すべきポイントを押さえておけば、その不安を大きく減らすことができます。
【今日からできること】
まずは申請日を確認し、3ヶ月以上経過しているなら専用ダイヤルに電話をしてみましょう。それだけでも状況がクリアになり、心の負担が軽くなるはずです。
【専門家サポートの効果】
もし、「書類に不備があったかもしれない」「やっぱり不安で仕方がない」という場合は、迷わず社会保険労務士にご相談ください。専門家がついているという安心感は、治療に専念するためにも非常に重要です。私たちのサポートを受けた多くの方が、適切な結果を手にし、経済的な安心を取り戻しています。
【未来への希望】
障害年金は、あなたの生活を支える大切な権利です。時間がかかっても、適切な手続きを踏んでいれば、結果は必ず届きます。焦らず、希望を持って待ちましょう。
ご不明点やご相談がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。




