障害年金コラム

【難病でも障害年金はいくらもらえる?受給額や損しない申請のコツ、意外な落とし穴まで徹底解説】

難病による経済的な不安や「障害年金はいくらもらえるの?」「自分は対象になる?」「申請方法が難しそう」など、たくさんの悩みを抱えていませんか。この記事では、難病と障害年金の金額、制度の仕組み、損をしないためのポイントまで徹底解説します。「初診日の扱い」「診断書の選び方」など、知らないと損する裏話も盛り込みました。

難病障害年金の基礎知識と社会的背景―申請前に知っておくべき制度の全体像

難病で障害年金が受給できるのか?という質問はとても多いものです。障害年金には障害基礎年金(主に国民年金加入者、自営業・学生・無職等)と障害厚生年金(サラリーマン・会社員等厚生年金加入者)があり、その両者で給付額や対象範囲が異なります。

【障害年金の主な仕組み】
1級:日常生活のほとんどに常時介護が必要。一番重い状態。
2級:日常生活に著しい支障。
3級:労働に著しい制限(原則厚生年金のみ対象)。
→難病だからといって年金額が特別増えることはありません。

2025年度(令和7年)最新の支給額(年間)
障害基礎年金(国民年金、1・2級のみ)
– 1級:1,039,625円+子の加算(月額86,635円)
– 2級:831,700円+子の加算(月額69,308円)
障害厚生年金(厚生年金、1〜3級)
– 1級:基礎年金1級+報酬比例部分(×1.25)+配偶者加給
– 2級:基礎年金2級+報酬比例部分+配偶者加給
– 3級:報酬比例部分(最低保証額623,800円、年額)
※報酬比例とは、勤続年数・給与等で定まります。
※障害厚生年金1・2級には配偶者の加算(239,300円/年)有。
※子の加算:1人目2人目各239,300円、3人目以降79,800円

社会的トレンドとして、難病申請件数は年々増加傾向です。審査は全国一元化(東京の障害年金センター)になり、地域差はほぼ無くなりました。障害年金=肢体障害や精神だけと思われがちですが、難病(希少疾患や慢性疾患など)による受給事例も増えています。

よくある誤解:「障害手帳がないと申請できない」「難病は年金が少ない」「就労していると絶対もらえない」など、実は全て間違いです。正しい理解で申請のハードルを下げることが重要。

仮想事例Aさん
会社員Aさん(筋痛性脳脊髄炎)…年間約220万円受給。1日の大半は寝たきり、家事全般家族のサポートが必要、厚生年金2級認定。
自営業Bさん(筋ジストロフィー)…年間約78万円(基礎年金2級)認定、階段昇降・洗濯ほぼ介助。

意外な裏話:初診日の特定が最大の落とし穴。原則「初診日=症状で初受診した日」ですが、難病の場合は「確定診断日」や「申し立て初診日」が認められるケースもあり、過去の記録整理が肝心です。この違いで数年単位で受給可否・金額が変わる場合も―。

業界・他社比較:各社サポート事務所の実績を見ると、やはり難病案件は専門的知識が求められ、単に申請書を出すだけでなくヒアリングや診断書サポートへの注力度合で結果が大きく変わっていることが分かります。
文化的視点:日本は「家族の助け合い」で障害福祉が成り立つ風土ゆえ、申請時も家族介助実態が重視される点にご注意を。

難病障害年金で損しない申請テク&具体的アクション集―不安を解消しあなたの将来を守る8の方法

  1. 1. 適切な初診日特定にこだわる
    理由:初診日で年金制度(基礎か厚生か)が決まり、受給可否・金額も天と地ほど差が出ます。
    方法:カルテ・紹介状・お薬手帳・通院歴など証明できるものを全て洗い出し、証明しづらい場合は「診断書+受診状況等証明書」や「病歴・就労状況等申立書」を活用し、なるべく有利な初診日を主張。
    効果・結果:正確な初診日特定で、本来もらえる金額より減額・無支給のリスクが無くなる。
  2. 2. 症状に応じた診断書様式を選択
    理由:難病は症状多様。適切な様式でないと内容が実態に反映されません。
    方法:「全身衰弱」などは「その他の診断書」、歩行障害は「肢体」、視力障害は「眼」様式―など主治医と確認し選択。
    効果・結果:実態に即したアセスメントとなり、適正等級認定・受給額UPが期待できます。
  3. 3. 主治医と密にコミュニケーションを取る
    理由:短時間診療では「生活の困難さ」まで伝わりません。過小評価を防ぐためです。
    方法:「こんな時に困る」「家族にどんな介助を受けている」など、日常の実言を具体的に伝え、診断書でも反映してもらう。
    効果・結果:審査官により的確に伝わり、本来等級認定に近づきやすい。
  4. 4. 診断書ができたら必ず自己チェック
    理由:稀な難病ゆえ、初めて診断書を書く医師も多く記入漏れ・誤字や事実と違いが頻繁。
    方法:診断書全項目確認。書き足し依頼や訂正を遠慮せず依頼。受給後もアップデート忘れず。
    効果・結果:不支給や減額事故回避。実際、単なる記載漏れで初回不支給→訂正再申請で満額認定の例が頻発。
  5. 5. 家族や支援者の証言・メモを記録
    理由:周囲のサポート実態が審査で重要視されるから。
    方法:日々の介助内容・回数・体調変化を家族が記録し、就労申立書等に活用。
    効果・結果:実生活を具体的に伝え誤認定リスク減。
  6. 6. 申請プロセスは専門家(社労士)に一度相談
    理由:難病案件は「初診日」「症状の複雑さ」で失敗に陥りやすい。
    方法:専門社労士の無料相談や事前診断支援を活用。
    効果・結果:自力申請からの成功率UP・精神的不安軽減・時間短縮。
  7. 7. 定期的な症状メモ・主治医へのフィードバック
    理由:難病特有の変動を診断書だけで表現しきれないケースが多い。
    方法:毎月、できたこと/できなくなったことリスト化し主治医に共有。
    効果・結果:症状の日常的変動・負荷状況がきめ細かく診断書に反映。
  8. 8. やってはいけないNG:事実より軽い申告・遠慮
    理由:虚偽はもちろんNGですが、「迷惑をかけたくない」「大げさに思われたくない」など遠慮し正直に困りごとを伝えない人が後を絶ちません。
    方法:「できること」「できないこと」を具体的・等身大で。
    効果・結果:正確に伝えることで等級と支給額の”取りこぼし”を防げます。申請したのに想定外の不支給にならない!

※成功事例:慢性疲労症候群で諦めていたが、専門家指導で主治医に生活実態を丁寧に共有→受給決定・遡及支給も獲得という事例あり。

よくある疑問を徹底解説!難病障害年金Q&A

Q. 就労していても障害年金はもらえますか?
A. 就労自体は受給の絶対条件ではありません。実際は「日常生活でどれだけ困難・制限があるか」が重視されます。たとえば短時間就労や配慮勤務なら可能。もし就労内容が実態と矛盾しないならOKですが、フルタイムや力仕事中心だと減額・不支給になることも。仕事を始める場合も事前相談推奨です。
Q. 診断書が軽く書かれていた気がするけど自分の責任?
A. 申請者の責任ではなく、医師が障害年金のポイントを知らずに作成した結果が多いです。もし内容が現実と異なる場合は、主治医と再度よく話し合い・訂正依頼を。診断書作成のタイミング(病状が特に悪かった/良かった時など)も大きく影響するので、遠慮せず相談しましょう。
Q. 過去に申請して不支給だったけど再申請できる?
A. できます。ただし同じ内容で出しても結果は変わりません。日常生活実態の新たな資料・診断書の再作成・家族の証言などを付加して再チャレンジしましょう。体調の変化(悪化)・職業状況変化がある場合は特に再申請の余地ありです。
Q. 「難病は障害年金がもらいにくい」って本当?
A. いいえ、現行制度では「難病だから不利」という明確なルールはありません。ただし病名だけでなく症状・日常生活の困難さがポイント。しっかり準備すれば十分チャンスがあります。
(例外:難病でも軽症なら等級に該当しない場合あり。ただし進行・悪化すれば再申請可能)

まとめ―難病×障害年金で”損しない”ために今できること&これからの社会で目指すべき道

ここまで、「難病 障害年金 いくら」をテーマに受給額・仕組み・申請時の注意点と実践アクション、多様な誤解の解決までご案内しました。

要点をふりかえると、
①障害年金は「難病であっても条件を満たせば受給可能」
②受給額は等級・年金種別・報酬比例・家族加算で変動(2025年1級:約103万円~)
③初診日や診断書作成のポイントを抑えれば、損なく・無理なく・精神的にも安心して申請できる
④諦めずに専門家支援や家族・医師と協力を
です。

今後も難病受給者は増加する見通しですが、申請ハードルは下がっています。まずは「困りごとを伝える」「カルテや手帳を整理」「無料相談で現状をチェック」すると、将来への安心につながります。
あなたの大切な生活・家族を守るため、一歩踏み出してみましょう。

【障害年金のお問い合わせ・うつ病?発達障害?もしかして私も?と思った方はコチラ】

WEB・LINEにて【全国対応可能】
障害年金申請無料相談
社会保険労務士法人 渡辺事務所

close

Contact

お気軽にご相談
お問い合わせください。

0120-386-366

フォームでのお問い合わせ

無料相談
無料相談

お電話、フォーム、LINEにてお気軽にご相談・お問い合わせください。

電話受付時間:9:00~18:00(土日祝日は応相談)メール受付時間:24時間365日