障害年金コラム

障害年金がもらえない人がいるのはなぜ?申請における落とし穴と解決策

障害年金を受給できないことに不安を感じていますか。
病気やケガで働けなくなった時、頼りになるはずの障害年金が、実は誰でも受けられるわけではないことをご存知でしょうか。
多くの要因が絡み合い、複雑な手続きも待ち受けている障害年金制度。
今回は、障害年金がもらえない理由を多角的に解説し、申請で失敗しないためのポイントをご紹介します。

障害年金をもらえない人の理由

1:保険料の未納問題

障害年金の受給には、初診日以前の保険料納付状況が大きく影響します。
国民年金または厚生年金の保険料を一定期間以上納付していないと、受給できない可能性が高まります。
具体的には、初診日の前々月までに、被保険者期間の3分の2以上の保険料を納付している必要があります。
経済的な理由で未納が生じた場合でも、後納や免除制度の活用を検討しましょう。

2:初診日の特定の重要性

初診日とは、障害の原因となった病気やケガで初めて医師の診療を受けた日です。
この日を正確に特定し、証明することが非常に重要です。
初診日を証明する書類としては、医療機関のカルテや診断書が用いられます。

しかし、長期間経過している場合や、医療機関が閉鎖している場合などは、初診日の特定が困難になる可能性があります。
そのような場合は、他の証拠資料の提出など、工夫が必要となる場合があります。

3:障害等級の判定基準

障害年金は、障害の程度に応じて等級が分けられ、等級によって支給額が異なります。
等級の判定は、医師の診断書に基づいて行われますが、診断書の内容だけでは判断できない場合もあります。
日常生活や仕事への支障の程度、治療状況なども考慮されます。
特に精神疾患や発達障害の場合、客観的な指標が少なく、判定が難しいケースも少なくありません。

4:診断書の適切な作成

診断書は、障害年金申請において最も重要な書類の一つです。
医師が障害の程度や日常生活への影響を正確に記載することが、受給の可否を大きく左右します。
申請者自身も、医師に自身の症状や日常生活における具体的な支障を丁寧に説明する必要があります。
曖昧な表現ではなく、具体的な事例を交えて説明することで、より正確な診断書の作成につながります。
必要であれば、複数の医師の意見を聞くことも検討しましょう。

5:年収制限と障害年金

障害基礎年金には所得制限がありますが、障害厚生年金には所得制限がありません。
ただし、20歳前に初診日がある障害基礎年金については、前年の所得によって支給額が減額または停止される場合があります。
所得制限の額は、扶養家族の人数などによって変動します。

6:精神疾患・発達障害の申請

精神疾患や発達障害は、目に見える障害とは異なり、診断が難しい場合があります。
しかし、適切な診断と治療を受けていれば、障害年金を受給できる可能性があります。
診断書には、病名だけでなく、症状の詳細、日常生活への影響、治療状況などを具体的に記載してもらうことが重要です。
専門医による診断書と、治療歴などの証拠資料を準備しましょう。

7:申請手続きにおける注意点

申請書類に不備があると、審査に時間がかかったり、不支給となったりする可能性があります。
申請前に、必要書類を全て揃え、内容に間違いがないかを確認しましょう。
申請手続きは複雑で、専門用語も多く使われるため、当社のような専門家のサポートは大きな助けとなります。

障害年金申請で失敗する人

1:必要な情報を把握できていない人

障害年金申請に必要な情報は多岐に渡ります。
保険料の納付状況、初診日、障害の程度、治療歴など、必要な情報を正確に把握していないと、申請がスムーズに進みません。
申請前に、必要な情報を網羅的に収集し、整理しておくことが重要です。

2:適切な診断書が得られない人

医師が障害の程度を正確に把握していない、もしくは適切に診断書に記載していない場合、障害年金を受給できない可能性があります。
申請前に、主治医と十分に話し合い、障害の程度や日常生活への影響を正確に診断書に記載してもらうように依頼しましょう。
必要であれば、複数の医師の意見を聞くことも有効です。

3:申請書類の不備が多い人

申請書類に記入漏れや誤りがあると、審査に時間がかかったり、不支給となったりする可能性があります。
申請書類は、丁寧に記入し、内容に間違いがないか、複数回確認しましょう。
必要であれば、社会保険労務士などの当社のような専門家にチェックしてもらうことも有効です。

4:手続きの期限を守れない人

障害年金申請には期限があります。
期限を過ぎると、申請自体が受け付けられなくなる可能性があります。
申請期限をしっかりと確認し、余裕を持って手続きを進めましょう。

5:自身の状況を正しく理解できていない人

自身の障害の程度や日常生活への影響を正しく理解していないと、申請内容に不備が生じたり、適切な等級の判定を受けられなかったりする可能性があります。
自身の状態を客観的に把握し、申請内容に反映させることが重要です。

6:諦めが早すぎる人

一度申請が不承認になったとしても、諦めずに再申請することも可能です。
再申請時には、不承認の理由を分析し、改善策を講じることで、受給の可能性を高められます。

まとめ

障害年金は、誰でも簡単に受給できるものではありません。
保険料の納付状況、初診日の特定、障害の程度、診断書の内容、申請手続きなど、多くの要素が絡み合っています。
申請前に必要な情報をしっかり把握し、必要に応じて当社のような専門家のサポートを受けることで、受給の可能性を高めることができます。

諦めずに、適切な手続きを進めることが重要です。
この記事が、不安解消の一助となれば幸いです。

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