障害年金受給事例集

ASD(自閉スペクトラム症)で障害基礎年金2級を取得し、次回更新まで約233万円を受給されたケース

相談者

男性(20代/障害者雇用で就労中)

【傷病名】 ASD(自閉スペクトラム症)

【決定した年金種類と等級】 障害基礎年金2級

【支給月から更新月までの支給総額】 約233万円

状 況(ストーリー)

この人物は、出生時に股関節亜脱臼があり、幼少期には「首の座りが遅い」「泣き声が弱い」などの特徴が見られました。3歳児検診では「言葉が出ない」と指摘され、大阪市こども相談センターで発達検査を受けています。初語や二語文が遅く、カタコトの話し方で、一つのことに集中すると同じ動作を繰り返す傾向がありました。トイレミスも頻繁で、自分から伝えることができませんでした。

小学校では、自発的に話すことが少なく、準備や片付けは母のサポートが必要でした。忘れ物が多く、配布物を自分から出さず、母の促しが必要でした。クラスメイトと遊ぶことはありましたが、徐々に孤立し、いじめの対象になった可能性も考えられます。時計を読むことができず、宿泊行事ではおねしょが見られました。母が常に手伝う必要があり、自立した行動が難しい状態でした。

中学校では新しい環境に馴染めず、孤立することが増えました。特定の友人とはゲームを通じて話すことができましたが、他の生徒とは簡単な挨拶程度の交流に留まりました。自分が理解できないことが起きると、パニック症状として頭を叩く行動が見られました。家族とのコミュニケーションも減少し、行事や準備も母が主導していました。

高校進学は同級生の影響で決めましたが、先生からは「難しい子」「他の生徒ができることができない」と指摘されることがありました。単純なルーチン作業は可能でしたが、工程が複雑になると対応できませんでした。令和2年夏にクリニックで発達検査を受け、自閉症スペクトラムと診断され、月1回の通院が開始されました。

就職は難しいと判断され、職業訓練校に進みましたが、学力や理解が追いつかず5ヶ月で自主退学。その後、障害福祉の支援機関を利用し、就労移行支援事業所で訓練を始めました。電車移動が困難だったため、自転車で通える距離の事業所を選択しました。

現在は福祉サービスを利用しながら、自立と就労に向けた訓練を続けています。

今のうちに障害年金の申請をしたいので、契約できますか?

請求までのサポート

福祉サービスを利用中の方からの障害年金申請のご相談でした。

自己申請で進めていましたが、何の書類をどう集めれば良いのかわからなくなり、お問い合わせいただきました。
これまでの通院歴は1箇所だけで、ちょうど障害認定日だったので、診断書1枚を作成し、必要書類が集まった時点で、年金事務所に書類を提出しました。

結果

障害認定日による障害基礎年金2級へ決定されました。次の更新まで総額約233万円を受給しました。

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